二分の一夢庵 酒好きおやじの常日頃
姫路の 焼酎専門居酒屋の おやじが 常日頃 思う事を ダラダラと書き綴ります。
プロフィール

しおたに みつはる

Author:しおたに みつはる
姫路の片隅で 本格焼酎の居酒屋を 家内と2人でやってる40過ぎたおっさんです。

日々思う 何かしらの事を 書き綴っていこうかと思ってます。



最新記事



最新コメント



最新トラックバック



月別アーカイブ



カテゴリ



検索フォーム



RSSリンクの表示



リンク

このブログをリンクに追加する



ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる



QRコード

QR



蔵元巡りから1カ月
7月末に

蔵元を訪れてから、気がつけば1か月。


朝晩 秋の気配を風が運んで来てくれます。

久しぶりに 呑んだ

アサヒの ドライ黒が すごく旨く感じました。




家内と 焼酎話をすると

結局 水の話ばかりです。
あぶら分



味のないモノが 実は 味わいを左右する。

その事を

お客様に提供する時に

どう表現するか?


もともと 20席しかない

小さい店だから、

オープンしてから 

量を売る事も大事にしつつ、

それ以上に 

それぞれの焼酎を 

一夢庵流に いかに

上質に表現するか・・・・・・。




呑み減りの 早い焼酎。


その一杯がきらめく様に美味い焼酎。


なんてことない味なんだけど、どこかその奥に

身体に沁み入る美味さを感じる焼酎。



お客様が 求める美味さを

間違いなく表現する技術。



それの焼酎に マッチする料理。



九州のごく限られた地域で

愛飲され続けている焼酎という アルコール飲料の可能性を

求め続けていきたいな~~。




ただただ 純粋に そう思う

夏の終わりの今日この頃です。

スポンサーサイト
造り手
本格焼酎の造り手さんを訪ねて

現地に赴き

現地の空気を吸って

現地の水を味わう。



ここ最近

水の事ばかり気になってしまいます。



それぞれの蔵元さんで

お話を聞いていると

焼酎造りにおける水の重要性を

ひしひしと感じます。


で、

いざ 姫路に帰り

一夢庵の水の事を考えます。


すでに多くの方がご存じの通り、

一夢庵の水は

宍粟市(しそうし)の山奥の湧水を

一度煮沸してから 使用しています。


今回 訪れた蔵元さんの一つ

宮崎は 串間の松露酒造さんの水を

利かせていただきましたが、

家内も私も

『この水は 今店で使っている水にきわめて近い。』

との感想を持ちました。

(当然 まるっきり同じな訳は ありえませんよ。)(笑))))

でも

種子島の高崎酒造さんの水とは

全く違う味わいでした。

松露酒造 水


高崎さんの水

松露さんの水

一夢庵の水。

単純に 3つの水・・・・・・・



一夢庵の水割り・お湯割り・氷で

松露さんの焼酎、

高崎さんの焼酎、・・・・・・。



『本来蔵元さんが 意図して造られた味わいを

表現しているのだろうか?』

こんな疑問がふと頭に浮かびました。


種子島の民宿で呑んだ水割りと

一夢庵の作る水割りは

同じ高崎酒造さんの焼酎でも

確実に 風味の感じ方に差があります。

(特に 口当たりの軟らかさ・優しさです。)


まあ 一夢庵のやり方が

間違っているとは思えませんし、

違う水を使おうとも 思いませんけどね。(笑)



今までの一夢庵流のスタイルを磨きながら

それぞれの本格焼酎を表現するしか

出来ませんからね~~。




松露酒造さんで

『一夢庵さんも 造り手ですよ。』と

会話の中で言葉を頂きました。

確かに

『そうとも言えるな~~。』なんて

思いました。


酒税法上

前割り焼酎を造るのは

“みなし製造”とされるので、

『特例適用』の申告を

してるしね。



法律の上でも

お客様の立場からでも

“造り手”と 言っても

間違いはないな===。





種子島の焼酎
『水』の違いによる多様性、

九州は 温泉や火山やらと

水質はどうなんだ?とのお声もありますが、

ちゃんと探せば 焼酎造りにマッチする湧水は

実は多くあるんです。

種子島や 甑島の様な島でも

海のすぐそばでも

良い水は あるもんです。


蒸留酒だから 水は

醸造酒ほど 影響ないじゃんと 

お考えならば その考えは改めていただきたい。

通常に出荷されている25度の焼酎は

加水調整されておりますし、

加水調整のない原酒でも

発酵の段階で使用される水も

何でもいいわけではないはずです。





都会にも 本来 良い水はあるはずですが、

工業用に地下水を多量に汲みあげたり

地下鉄やら 地下構造物の建設を見ると

水質の変化が著しいであろうという事は 

なんとなく想像できます。

ご近所さんの井戸では

化学物質の汚染が あるとかないとか

そんな話も聞いた事があります。

ちなみに

高崎酒造さんの水は

弱アルカリ性の軟水、

何度も書いてますが

水も大事な素材の一つです。





まあ 水ばかりでなく、

当然

その蔵元様それぞれの

焼酎造りの 工夫であったり

蔵の中の環境の違いであったり、

貯蔵。熟成の違い・・・・


多様性を担保する要素は 色々あります。


それと同時に

地域性の強い酒と 表現しましたが、

今回の旅で

10年振り 種子島上陸。

フェリーわかさ


高崎酒造さんの話を

お聞きしていて

つよく感じたのが、

まさに 強い地域性です。


種子島の人口は およそ3万人

そのうち 高崎酒造さんのある西之表市は 1万6千人。


高崎酒造さんの造る焼酎の多くは

(詳しくお話を聞きましたが ここでは 伏せておきます。)

その西之表市で消費されているのだそうだ!

中種子町 南種子町では

ほとんど 出荷されてないらしく

それぞれの町の蔵元さんの焼酎が 多く消費されているようです。

(ちなみに 種子島には4つの蔵元さんがあります。)


まあ なんと地元で愛され、

地元密着の焼酎!!!

逆に 蔵元さんも 地元の酒屋さんや

地元の飲食店 消費者を

ものすごく大事にされている事も

ひしひしと感じました。




高崎酒造さんの蔵は

安納芋で有名な

西之表市安納。


およそ30年前

蔵の移転の際、

色々考慮して

西之表の町とは反対側の 安納地区に

今の蔵を建設されたそうです。

いまでこそ 綺麗に舗装された道路で

ものの10分足らずで 行けるので、

楽になりました とおっしゃっておられました。


まあ 島国日本の中で

さらに島!

島民に愛され、

島民を想う蔵元さんが造った焼酎を

姫路の一夢庵が

どういう気持ちで どう扱い

お客様に どう表現していくか・・・・・。





私が 

一夢庵で扱う焼酎の蔵元に

でかけていく理由の一つは

焼酎の味わいだけでなく

その蔵元さん その焼酎の バックボーンに

何があるかを

自分の目で確かめたいという気持ちが

強いからと

言っても 過言ではありません。

自分自身も 一夢庵も 

そうありたいと願う気持ちが強いのも

否定できません。




当然 

その日宿泊した 民宿・・・・

地元の食材を アテには

地元 高崎酒造さんの焼酎が

最高に美味くて

ガンガン 呑んだ事は 言うまでもありません。(笑)







あっ!そうそう 

今年は お盆休みなく

14・15日も 営業します。

日曜は いつも通り定休です。



テーマ:焼酎 - ジャンル:グルメ

鹿児島・宮崎 蔵元巡り2015
今回の 九州本格焼酎蔵元巡りの旅。


いつもなら

おもしろおかしく 皆さんにご報告するのですが、

今回の旅・・・・・。

あまりに 内容が濃くて

ネット上に 書くことを 躊躇する内容です。

(各蔵元さんの 企業秘密な部分は 蔵元様ご本人の口からならまだしも

私の様な 部外者が簡単に語ることはできません。)

知覧の茶畑
[知覧醸造さんの近く 知覧町の茶畑]


ただ

要約して言うのなら、

『水』



本格焼酎の可能性の追求としか

言えません。




『水』に関しては

一夢庵も 水汲みに出かけ、

山の湧水を使っています。

種子島 上陸!
[フェリーわかさ で 種子島上陸]



それぞれの蔵元さんも

仕込み水は 蔵の地下水を使用しておられます。

ただ

原酒の割り水 (25度に調整する水です) には

蔵の地下水ではなく

一夢庵のように 水汲みに出かけておられる蔵元様もあれば、

仕込み水と同じ蔵の地下水を使われている蔵元様も

いらっしゃいます。


また それぞれの蔵元様で使われている水も

硬度の違いがあり phの違いがあり・・・・・・。

水の違いは

それぞれの蔵元さんが造る焼酎に ものすごく影響します。


おそらく 皆さんが思う以上に

蔵元様は 水には 神経を使っておられます。


アルコール度数25度の 焼酎なら

単純に 75パーセントは 水です。

『水は味わいを決める主要な成分である!』

と 言っても 

あながち間違いはないと思います。

おそらく清酒の世界でも同じでゃないかと思われます。

松露酒造 貯蔵タンク
[松露酒造さんの貯蔵タンク]


ちょっと話の切り口を変えようかと思います。

今回 訪れた

鹿児島 宮崎だけに 注目してみても

原材料の仕入れ 加工から

製造 貯蔵 瓶詰め ラベル貼り

出荷にいたるまでを

全て 一貫して行っている製造場の数は 

一体いくらあるのでしょう?

わずか2つの県、

こんなに狭い範囲なのに

これだけ多くの製造場が 

競合・共存しているのは

何故でしょう?



その原因の一つは

もともと 本格焼酎は とても地域性の強い酒であるということと

そのほかに

それぞれの蔵元様が使われる

『水の違い』による

“味わいの多様性”ではないかと

考えます。



つづく