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二分の一夢庵 酒好きおやじの常日頃
姫路の 焼酎専門居酒屋の おやじが 常日頃 思う事を ダラダラと書き綴ります。
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しおたに みつはる

Author:しおたに みつはる
姫路の片隅で 本格焼酎の居酒屋を 家内と2人でやってるアラフィフのおっさんです。

日々思う 何かしらの事を 書き綴っていこうかと思ってます。



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おまけ


知らぬ間に 盗撮されてた。(笑)))

ほとんど動かない・・・・・・・・・・。

球磨郡 水上村 湯山温泉 民宿川原にて
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テーマ:温泉 - ジャンル:旅行

球磨郡水上村で『水』のことを考えた。
本格焼酎を扱わせていただいて

なんやかんやと

14年、おかげさまで、

ゆっくりした日もありながら 暖簾をあげ続けさせていただいております。




九州へ 蔵元さんを訪ね歩き

製造の現場を見て、感じて、

お話させていただいて・・・・・・・。


そのうち、

本格焼酎って不思議な蒸留酒だと

思うようになりました。

あっ、不思議というよりも 他に例を見ない蒸留酒と言ったほうが

より適切かもしれません。



麹・酵母を使い

多種多様な原材料を 醗酵させ、

蒸留したお酒。



日本の国土を考えるに、

南北に長く 四季があり

狭い国土だけど、土地は肥沃で農作物が 豊富に収穫され、

海・山からも 得られる食べ物は多く、

人口密度の高い国土が形成されています。



アルコール飲料を見渡してみても

清酒 ワイン ビール ウイスキー 焼酎・・・・・・・。

これほど 多様性に富んだアルコール飲料が造られている国も

他に類を見ません。

しかも

ほとんどの製造場が 原材料の加工 製造 貯蔵 瓶詰出荷にいたるまでの

全てを 行っているわけです。



話を本格焼酎に戻しましょう。

世界基準で考えるならば、

せっかくの蒸留酒なんだから

もっと高アルコール度数で 出荷流通するのが

理に適っているはず。

しかし ほとんどが25度!!



いつの頃からか 私は 『なんで25度?』って

疑問が・・・・・

しかも 呑む直前に さらに水やお湯で 割る。


食中酒として 愛飲される蒸留酒も

他に類を見ません。



九州に 本格焼酎蔵元さんへの旅を続けているうちに、

私なりに 答えが じんわりと見えてきました。


それは

『水』です。


日本ほど 水が いい国土は

そうそうありません。


ヨーロッパ諸国では アルコール飲料よりも水が高価だったりします。

水が貴重品なんです。

水道水のレベルですら 雲泥の差といっても過言ではないでしょう。


清酒でも本格焼酎でも

ほとんど蔵元さんの立地条件の一つとして

『酒造りに適した水』があげられます。

調味料であるはずの 醤油も 然り、

酒税法上 混成酒って分類される味醂も 同じです。


とにかく 日本のアルコール製造は

『水』の良さが 特徴の一つと言って

間違いはないはずです。




旅の途中

熊本県と宮崎県の県境、

市房山に 少し登りました。


市房山3


樹々からの 木漏れ日・・・・・。


樹齢1000年にも及ぶ 杉の大木

市房山

1000年もの樹齢とは思えないほど、

樹皮も 生き生きして、

見上げれば この通り。

市房山で 雨降っていても 山を下りれば降ってないってことはよくあり、

冬 市房山の山肌が雪化粧の時は

球磨川沿いは 恐ろしく冷え込むそうです。

市房山2



もはや 何も言葉は必要ないです。



また いつか

市房山の頂を目指して、

この地を再び訪れようと思っています。





今は 熊本地方を中心に
 
猛烈に雨が降っています。

今日 熊本は多良木町の宮元酒造さんからの電話がありましたが、

球磨川も かなり水量が増えているようです。

逆に 関東では 雨が 足りないようです。

何もかもが極端なご時世です。

どうか 穏やかになりますように。





テーマ:焼酎 - ジャンル:グルメ

球磨郡 水上村。
九州蔵元訪問の旅から帰ってきて、

早くも 1週間が過ぎた。

旅で得たことを 少しづつ

一夢庵の営業に活かしている。


さて

前回は えびす酒造さんを訪れたところまででしたな。


その後

熊本は人吉、

米焼酎 九代目を造られている宮元酒造さん!

大分道から 鳥栖ジャンクションを経て

九州道を一路南へ。

大分道



実は アポは 翌日。

こういう旅の合間

必ず 1日 時間を空けて ゆっくりするようにしている。

お金を たくさん使った贅沢をするのではない、

ゆっくりとさせていただける時間を買うという感覚だ。

たばこの畑を 横に見ながら

球磨川沿いを 上がっていく。

たばこの畑



この日の宿は

熊本県 球磨郡 水上村 湯山温泉。

せっかくの九州への旅、

せめて1泊は

地震の後 軒並み客足の落ちている熊本県で

という思いもあるのも事実だった。



その日のお宿は

民宿 川原


別館を 予約していたのだが、

なんと 我々夫婦だけ、貸し切り状態だ!!

(余計なお世話だが この日 金曜の夜
宿泊客は 私ら夫婦と もう一人だけでした。
余計なお世話 ついでに もう一言、みんな 九州へ行こう!!)



テレビを卒業してほぼ2年、

宿でも 一切テレビをつけない。


窓を全開にして 山々の木々を眺めながら

温泉につかる・・・・・・・・。
熊本県 湯山温泉 民宿川原別館


そして 

縁側で 遠雷を聞きながら 突如降り出した激しい雨を 愛でる。

別館の夕べ

食事も 宿の大将の手作りの 優しい味わいを 

球磨焼酎と一緒に 愉しんだ。


前日 博多の中州での宿泊費と ほぼ同じ価格で

食事もついて 焼酎も呑めて

(朝食もついて)

これだけの贅沢が味わえる。



おしゃれな街の景色も 

雑然とした繁華街の 喧騒も 嫌いではないが、

私には こちらのほうが 性分に合う。


家内との会話も 

ずーーーーーーーっと 焼酎談議。


『球磨焼酎には 川魚と 獣肉が 合う!!』  

『グラスには ゆっくり そろっと 注いだほうが 味わいも香りもまろやかだ!』

などと・・・・・・・・・・・・。



眠気が来るまで 延々としゃべっていた。



つづく

テーマ:ひとりごと - ジャンル:グルメ

2016九州への旅 その1
九州蔵元巡り・・・・。

まずは最初に 地震 

また 最近の大雨の被害からの

復旧・復興、

また不幸にも お亡くなりになられた方への 追悼の意、

申し上げます。







蔵元への旅・・・・・

毎回行く毎に 内容の充実・深さが

ますます濃密になり、

どう表現すれば皆さんに伝わりやすいかと

思案する日々ですわ~~。(笑))


福岡麦焼酎蔵元

天盃、多田さんと

中州のとあるバー、

きっちりした勉強と 経験に基づき

お客様への 『お酒の本質』を届け、

お酒を扱うプロフェッショナルとしての技術・姿勢と思考・・・・・。


いただいた 響の水割りの美味さに打ちひしがれながら

喧騒の中州を・・・・・・。

梅雨の中州



翌日は 一路 朝倉郡筑前町の天盃さんの蔵へ

もう何度目だろうか・・・・・・・。

天盃2016


焼酎造りの考え方と実践されていることを伺ったり

普段の一夢庵での 焼酎の提供に関するいろんな話・・・・・・。


その後

朝倉市の えびす酒造さん。

『臨時休業』をものともせず、事務所に 

バカでかい声で 『こんにちは~~~~。』



えびす酒造の田中健太郎氏としばし談笑。

熟成感たっぷりの 麦焼酎。

えびす酒造




そうそう

天盃さんも えびす酒造さんも

同じ 麦焼酎ではありますが、

天盃さんは 麦麹

えびす酒造さんは 米麹。



一夢庵は お客様に その違いを感じていただける

より的確に よりダイレクトに

表現したいんです。

だから こうやって 蔵元さんを訪ね歩くんです。

各蔵元さんでの直接的な造りであるとか

原材料は 直接的に 味わいを作ります、

それに加えて

蔵の周りの環境や 自然も 間違いなく

その蔵元さんの作る味わいと関係すると 私は考えています。


実際に 眼にして初めて感じることも

多くあります。



つづく


姫路は 今日から 

ゆかた祭り。

あいにくの雨模様、

雨もなければ 農作物もうまく育ってくれません。




テーマ:焼酎 - ジャンル:グルメ