
まず 最初に 読んでいただく前に 私から お願いがあります。
この記事に関しての 皆様の 建設的かつ真摯な意見を
私に いただけませんでしょうか。
今回の事故米混入の事件では、
そもそもの三笠フーズが 事の発端だと今のところ断定される。
ひとつの会社の悪事が 最終的には エンドユーザーである消費者が
被害をこうむる事になる。
誰が悪い、いやこいつも悪いとか 言うつもりは無いので
あらかじめ その点は ご容赦お願いします。
あくまで“建設的に”とらえて下さい。
以前 人づてに 米の流通は ものすごく複雑化している と 聞いた事がある。
確かに 今わかっている 事故米の流通経路は 複雑怪奇だ。
じゃあ 焼酎の流通は どうなのか?
私の意見は 複雑化しているだ。
製造委託と言う名の 桶売り 桶買いが まったく見えてこない、
知らぬ所で 焼酎の原酒が 売り買いされ、違う会社の ボトルに詰められる。
しかも ラベルには 一切その事実は 書かれていない。
よく 製造元 ○○酒造 販売元 ○○
と 書かれていても、今回の事件以降 信用することが 難しい。
消費者の不安を あおる気は 無いが、製造元の○○酒造は 全部を 造ったのか?
正直 今回の事件では 名前を出して 申し訳ないが 西酒造の原酒が
アサヒビールと 福徳長の 焼酎に入っており、大規模な回収になってしまった。
西酒造も 自社製品を 回収している。
(いくら 毒性が 検出されなくても そうなるのだろう。株式市場での株価までも
影響を 及ぼしている。)
私は まったく 原酒の売り買いの事実を 知りませんでした。
西酒造と言えば ある意味 焼酎ブームの牽引役の 蔵元のひとつだと 今でも 思う。
富乃宝山をはじめ 吉兆宝山 などなど
いままで焼酎を呑まなかった人に 焼酎というものを 知らしめたのも事実。
その蔵元が 結果的には 大規模な回収騒ぎを おこしてしまった。
ほかにも 回収している蔵元さんもある。
情報を 正しく理解すれば これ以上の
被害は 無いんですが、
今日 当店にお見えになられたお客様の中に
『アサヒビールは やめとこう。』と いわれたお客様が おられた。
私は 一瞬 戸惑いました。
そのお客様は 冗談ぽく おっしゃいましたが、ビールの回収なんて 無いじゃないですか。
まさに 風評被害の現実を 目の当たりにしました。
これが“現場”なんですよ。製造元さん販売者さん!!!!!!!!!!!
私は 腹をくくって 酒類を取り扱っていますから
安易に 店のメニューからは はずす事はしませんが、これから先の 事と次第によっては
考えなければ いけないときが 来るかも知れないのです。
(お客様の満足度と 店の存続に為に)
お客様が そういわれる以上 一言二言は 声をかけても お客様のお考えを
覆せないのも現実なんです。(覆さないと いけないんでしょうか?)
私も 店で出す料理の仕入れを 毎日します。
出来る限り 地元の物を 仕入れますし、出来合いの品物(冷凍食品、レトルト)
は 買いません。
今までのお客様の信用を失わないように、
可能な限り 素材そのものを仕入れ 私の手で 加工しています。
価格的には やはり それなりの値段になります。安もんは 買えません。
安もんには 安もんの理由があるんです。
製造者さん おねがいですから、
値段よりも 品質を 重要視してください。
それによって 価格が 上がったとして、上がった理由を“明確”に 説明してください。
お店で扱う以上 きっちりと お客様に説明申し上げます。
それとは別には なりますが 製造委託(桶売り 桶買い)をしている商品は
私の耳に入り次第 申し訳ありませんが メニューから はずします。
こういう品物は 間違いなく 価格と味のバランスが 取れていません。
私も 姫路のちっぽけな居酒屋店主でしかありませんが、
“酒好きおやじの一夢庵の看板”を あげています。
これからも お客様の 満足度と充実したお時間を お店で過ごしていただくために
精一杯の努力を 続けていく 根性はもってます。
この記事で 失礼にも 名前を出させていただいた
西酒造さん アサヒビールさん 福徳長さん ほかにも 事故米を使ってしまった蔵元さん
だけでなく 全ての蔵元さん! 全ての酒屋さん! 全てのお店さん!
焼酎だろうと ビールだろうと 日本酒だろうと ワインだろうと 洋酒だろうと
そんなこと関係ぬきにして、
お互いにいろいろ言いたい事は あるかもしれませんけど、
安易な誹謗中傷 犯人探しを ひとまずは やめて、
それぞれのお立場での それぞれのお客さまの為にも
建設的な考えで 行きませんか。
私は 今の自分に出来る事を 自分に問いただし、
正しいと思うことを 正直に お客様や社会に対して 努めていこうと
思います。
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