
垂水フェリーは 30分ほどで 鴨池港に 到着する。
鹿児島市内で
約束していた 人に 会いに 車を走らせた。
鹿児島市内は いままで 何度か運転したことがあるので、
アバウトな地理感は ある。
ほどなく 約束していた人と 会って
今夜の 呑み会の約束をして
一旦 別れた。
基本的に 私の旅は 宿は行き当たりばったり、
その割には ことのほか スムーズに ビジネスホテルに チェックイン!
天文館の簡単な地図を見て 約束のお店は すぐに判った。
そこに 集まったのは 焼酎にお世話になり、
ある意味 焼酎を 仕事にしている人ばかりなので、
私も 忌憚のない意見を 言わしていただいた。
酔いに任せて いい過ぎたのかもしれないと
思ったりもしたが・・・。
芋焼酎の本場ってことは
全ての焼酎を 牽引するのも やっぱり鹿児島だ。
(当然 九州のほかの地域で 米や黒糖・麦の焼酎も あるのは 重々 承知の上です。)
麦焼酎や黒糖焼酎。米焼酎を 知るってことは
よりいっそう 芋焼酎の良さを 知ることにつながる。
私の店では 25度から 初留どりの45度ぐらいの 焼酎まで
およそ100種類は 常時 ラインナップしている。
不思議な事に どれかが 飛びぬけて人気が あるって事は ない。
萬膳も日南娘も 泰明も壱乃醸朝日も 意外に まんべんなく 売れている。
私自身 店のラインナップの品物は 全て把握しているし、
家内も ある意味 私よりも 把握し 記憶しているし、
それぞれのお客様の“好み”まで 覚えている。
だから こそ 芋焼酎の香りも 米焼酎の柔らかさも
麦焼酎の深みも 黒糖焼酎のコクも
すべて 含めて 焼酎の奥深さを
プロとして お客様に 提供できると 自負している。
いろいろな ブログやHP等で 焼酎に関して
いろんな人が いろんな意見を 述べられているのを見るが、
それは それで すごく勉強になることもある、
でも
私の現場は お店のカウンターの“内側”なので
プロとして お客様に提案できるように
店を休んでも
“焼酎の現場”を この目で 確認するための
九州旅行は やめられないし 面白く 興味深いことだらけです。
料理に関しても 同じです。
こんな事を 店で お客様に言い続けていると、
お客様の中にも 本当に 車を徹夜で走らせ、
鹿児島まで 家族総出で 蔵見学に行く人が とうとう 現れてしまった。
すごく 嬉しいことには 違いないのだが、
リアルな現場を見て 帰ってこられた そのお客様は もはや 素人の域を
出てしまいつつある。
これから どこへ 向かっていくのか 私個人的に すごく 興味深い。
|