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二分の一夢庵 酒好きおやじの常日頃
姫路の 焼酎専門居酒屋の おやじが 常日頃 思う事を ダラダラと書き綴ります。
プロフィール

しおたに みつはる

Author:しおたに みつはる
姫路の片隅で 本格焼酎の居酒屋を 家内と2人でやってるアラフィフのおっさんです。

日々思う 何かしらの事を 書き綴っていこうかと思ってます。



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燃えるような
10月29日 姫路の空は 燃え始めた!!





16時36分




16時56分







17時01分


店の前から 西の空を望む!!


確か去年は 祭の前に 同じような夕焼けを見た!!

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両極端!
いきなり寒くなったかと思えば
 
台風が近づいてきてます。
 
天候が 極端です。
 
秋がないまま 冬になるのでしょうか?
 
 
 
 
 
 
一夢庵も 天候と同じで 極端です。
 
お客様が 集中してしまう日と そうでない日が。
 
 
 
 
 
一夢庵の場合
 
歩きで 来ていただいたり 
 
自転車出来ていただいたりするお客様が
 
比較的多いので、
 
満席で お断りすることが
 
 本当に 申し訳なく思います。
 
かと思えば
 
座りたい放題 寝そべってもOK
 
みたいな日も あります。
 
 
たった20席の店なので
 
仕方ないと言えば仕方ないのです、
 
家内ともよく話するのですが
 
一夢庵としては
 
お客様本位で 行こうと思っております。
 
 
 
世の中も 人生も そう簡単に思うようには
 
 いかないものです
 
わかっていても
 
ついつい 弱音や愚痴を吐きそうになります。
 
吐いて楽になったり 状況が好転するのであれば
 
私も 吐き続けますが、
 
どうにもならない事は 
 
何をしてもどうにもならないものです、
 
そんな時は ひたすら地道に自らを省みて
 
次のチャンスを 見過ごさないように 
 
備えることに 徹しています。
 
 
良い事も 悪い事も ずっと続くことは
ありませんからね

シンプルなものほど 技術が 大事
カクテルは お酒を混ぜただけなどと 思っていませんか?
 
水割は 水で 割っただけ と思ってませんか?

 
 
もっと言えば 酒なんて エチルアルコールと水の混和物などと思ってませんか?
 
 
たしかに 表面上 その通りです。
 
 
 
しかし本質は違います。
 
 
カクテルも 店で まったく味が違います。
 
水割も 店で 全然 違います。
 
 
当然 料理も然りです!!
 
 
たとえば 天婦羅。
 
粉と 素材と 油で 天ぷらは 作れます。
 
でも 
 
シンプルな 調理ほど
 
技術力の差が 如実に表れます。
 
 
素材をいいものを使ったから 美味いものができるとは 限りません。
 
 
寿司などの場合 もっと 奥が深いですし、
 
私が作ったことのない ケーキや パンに至っては
 
想像すらできない 繊細さと 緻密さ それを見極める 技術の固まりにしか
 
見えません。
 
 
 
お好み焼・たこやきも 
 
粉と 具の混ぜ焼き ではありません
 
確実に 技術力が問われます。
 
 
 
 
一夢庵も 当然 
 
料理と 焼酎のバランスと
 
それを お客様に提供するための技術
 
さらに
 
店の雰囲気も含め
 
全て 私と家内の技術で
 
店作りになります。
 
 
 
難しく考えるつもりもないし
 
そんな頭の良さも 持ち合わせてませんが
 
 
シンプルなものほど 
 
シンプルに 考え シンプルに表現することが
 
一番な気がしてきました。
 
 
 
 
 
こだわりも強すぎれば 押しつけになりますもんね。
 
 
 
 
 

こんなに美味い!
お客さんを通して 知り合いになった
 
バーに 久しぶりに 出かけた。
 

もう 言葉はいらない。
 
マスターに 任せて いただくそのカクテルは。
 
 
姫路市 魚町129 花村ビル 4F
 
BAR
COCKTAIL&DREAM      
 
 079-288ー0279  木・金・土のみ営業
 
 
 
人さまの店を 宣伝するのも
 
わたしごときで おこがましいのですが、
 
『カクテルの 見方を 変えてくれた お店です。』
 
大人の為の 大人の店です。
 
 
 
 
 
 
 
* 写真撮影 ブログ掲載とも マスターの許可を得ております。

焼酎のスタンス。


焼酎と 一言に 言っても

でかいペットボトルに入った 甲類の焼酎。

甲類と 乙類を混ぜた 甲乙混和焼酎。

そして

一夢庵で 取り扱っている 本格焼酎(乙類)。


外国から輸入された 焼酎もある。




一夢庵は 

九州地方を中心に 本格焼酎だけを 扱っている。


焼酎ブームが ひと段落して

過熱気味の時は 過去になり、

焼酎専門 一夢庵としては これが正しいあるべき姿だと思っている。

ある程度 本格焼酎の知名度は 定着したようなしていないような。




私は

市場の末端で お客様に 直接接し、

一夢庵で 本格焼酎を提供させてもらっている。


その立場で 少し 考えを書こうと思います。


一夢庵のホームページ [http://www.sakezukioyaji.com]

にも書かせていただいているが、

例えば 〝水”も 大事な素材の一つだと 考えている。


一夢庵のある 姫路市飾磨区は 市川という河川の水系の水道水が

通っている。

その市川水系の水道だが、カルキが強い!

いまでこそ 慣れたが 家内が 姫路に引っ越してきた当初

水道水のカルキが強すぎて 肌が ガサガサに荒れてしまい、

家内の友人からは 『結婚生活 そんな肌が荒れるくらい しんどいの?』と

ある意味 私のせいではないかと 疑われるほどだった。(笑)



そんな水で 蔵元さんが 造った焼酎を

水割にしたり お湯割りにしたり その水の氷を使いたくなかったので、

オープンしてから ほどなく 店で 飲食用に使う水は

全て 宍粟市の天然水を 休みの日に 汲みに行っている。

8年間以上 毎週行っている。

汲みに行った水は 姫路市医師会で 水質検査をしてもらい、

異常はなかったが 念のため すべて一度煮沸してから 使うようにしている。





私は 何も 

『凄いことしてるやろ~~。』と 自慢げに言っているのではない。

(これだけは 理解してくださいね。)


一夢庵的には

『当たり前のこと』をしているだけだ。



いやらしい話をすれば

私は 市場の最末端で 世の中で 一番高い値段で 焼酎を売っている商人(あきんど)です。

最低でも 

1升瓶の焼酎を売れば 数千円の粗利が出ます。

その利益の根拠の一つとして

毎週の水汲みんであったり

年に 何度かの九州蔵元巡りがあります。



右から左に流して 利益を売ることも 決して悪い事ではありませんが、

一夢庵のやり方と考え方は

それに 何かをプラスαして お客様に より美味しく 焼酎を飲んでいただきたいのです。



水割りは ただ単純に 水で薄めたのではありません。

お湯割りは ただ単純に お湯で薄めたのではありません。

水を使って 焼酎の良さを引き出すという 技だと考えています。

いうならば

水と焼酎の〝カクテル〝です。



焼酎の持つ 味わいと 美味しさを 水をつかって 高めてこそ

本当の 水割であり お湯割りであるのです。





このブログの 上の左端の写真。

私が 床屋さんんで 散髪している写真ですが、

そこには 道具は 〝はさみ”しかありません。



パッと見れば はさみしか使っていない シンプルなことですが、

シンプルであればあるほど

そこに必要な“技術”は より重要になります。


それと同じです。


水と焼酎しかありませんが

水割りにも 技術は 確実に存在します。




つづく。

10・18 播州姫路 麦酎団!
まだ 大分 壱岐旅行記の記事が

終わっていないのに!!


10・18播州姫路 麦酎団の 宴会の模様を。



大分・壱岐から 帰ってきて ほどなく。

一本の電話が、

『18日 姫路に 行きますから!!』

大分 豊後大野市 千歳の 藤居君!

すると 

その5分も経たないうちに

『18日 藤居さんと 姫路にお邪魔しますので、よろしく。』



長崎県 壱岐市 重家酒造の 横山くんから 電話。



事の発端は こんな感じ。




と言う事で

この日 一夢庵に 終結した 

面々!



普段から わたしの説教にも似た

『大分と 壱岐は ええぞ~~。!』

と聞かされている 犠牲者にも近い お客様。



大分麦焼酎と 壱岐焼酎の 違いであるとか

それぞれの 蔵の場所など、

予備知識は バッチグ!!


皆それぞれに 

いろんな銘柄を飲み比べ!



熱い会話は 延々5時間!


途中

昨日が誕生日だった 藤居君に

家内が 藤居君の奥様から こっそり送っていただいていた、

お子さんたちからの お誕生日の歌を 記録したDVDを流し

感動で 涙を流したかもしれない 藤居君を祝い・・・・。





あっという間の 5時間一本勝負!!

やはり 生き残ったのは

一夢庵のエース級 女性陣!!



楽しい時間でございました。




壱岐と 大分の事は

引き続き わたしが お客様に伝えていきたいと思います。

横山くん! 藤居君! 

安心して 造りに集中してください!

うちのお客さんは 酒飲み道のプロが 集まってます。

厳しいぜ~~~!(笑)

わたしも そんな麦焼酎に 合うように 一生懸命 料理を作りま~~す!!

壱岐焼酎の未来を考え過ぎて 酔っぱらった!
『若き造り手と 壱岐焼酎の未来を考える会 2010』

の シンポジウム 終了後

壱岐の食材を 紹介するブースが 隣の会場で 開かれた。

私は 壱岐には 4回目の訪問だったし

実際に 壱岐から 食材を仕入れることもある。


少し試食をしつつ 

いつも飲んでおり 重家酒造さん以外の 焼酎を飲んでみた。


天の川酒造さんの 代表銘柄 天の川 25度

熟成物の 夘八 しめのお を いただき、

『なるほど!!』などと うなずきながら

壱岐焼酎協業組合さん(10がつから 壱岐の蔵酒造に改称)の

壱岐の島 20度と 25度も

『なるほど!』と うなずきながら

試飲!

壱岐の蔵酒造さんのつくっていおられる 柚子のリキュールのかすを使って

造られた 柚子塩が 異常に美味かった!

(壱岐の島の塩の品質が良いから 当然うまい。)


食材も 壱州豆腐や ウニを使ったソースの料理など

を頂き

ちょろちょろと 飲んでいた。

(試飲という レベルを 通り越し 普通に飲んでいました。トホホ)




その後 懇親会の会場の 旅館へ移動。

今日の宿も 同じ旅館なので

ひとっ風呂 浴びて

懇親会会場へ!



『さあ 壱岐焼酎の未来を考えながら 思いっきり 酔っぱらうとするか!!!』

本音は 美味い壱岐焼酎を

美味い壱岐の料理で 飲もうとするだけ!!







つづく

一夢庵の始まり 7


とにかく 自分に負けないようにと

思い なんとか 一夢庵を続けているうちに、

そんな単純なことではないと

思うようになりました。




私は 仲のいい 酒屋さんに 

電話で注文するときに

『姫路の ちっぽけな 一夢庵です。』と

いつのころからか 名乗るようになった。


これは 決して 自分を卑下しているのではなく

実際に 社会・世間の大きな流れの中で

自分のちっぽけさを知り 自分に対して 戒めとして

自分自身に 言っている言葉だ。




一夢庵を 今日まで 何とか まる8年 しているが、

これっぽちも 成功したとか失敗したとか どっちでもなく

『お陰さまで なんとか 今日まで 続けられた。』と

解釈している。

『明日は どうなるか分からない、だけど 

もし 明日が ちゃんと来たとして 私らしく 私の考えを 

一夢庵に 投影できれば それでいい。』とすら 思う。



世間や 社会の大きな流れの中で

いち個人事業主の理念理想なんて 

吹けば飛ぶような 実に 儚いものだとも理解している。


(話は それるが

私は 実は〝はかない”という漢字 儚は 好きな漢字の一つです。

にんべんに 夢と書いて 儚。

なんだか すばらしく よくできた漢字でしょ。)



ただ

その世間・社会の大きな流れを 見失わずに

自分らしく 生きていき 

【自分勝手に生きるのとは違うよ。】

自分らしさを 一夢庵に 反映するという

この楽しさ!!!


家内と二人で 

自分たちらしく お陰さまでという気持ちを持ちつつ

一夢庵を できることの楽しさ!!



これだけは 申し訳ないが やった者だけしか 理解できない!

(だから 私は 独立を考えている人には 早く独立しろ!と言う。)



しかし

その裏には 

自分のちっぽけさを知り 

いつ どこで 野垂れ死ぬわからない覚悟は

くくっている。





要は

世の中のみんなは

それぞれ一人ひとりが 世の中の構成員でありつつ

しかも 

世の中の 大きく強い流れに みんな流され 流れて生きている。

誰が 流れを決めるのか わからんが、

覚悟なく 流れる者と

覚悟して 流れる者には

大きな差があるように 思う。


美空ひばりさんの 名曲 

川の流れのようにの歌詞ではありませんが、

知らず知らず 歩いてきた 細く長いこの道。



私は 今まさに 細く 長くなるかもしれない道を

歩いているような気がします。




偉そうな記事になってしまったかもしれませんが、

そんなに 偉いつもりでもありませんので

どうか 軽く 読んでください。







一夢庵始まりシリーズも これで 終わりにしたいと 思います。




完。 


一夢庵の始まり 6
一夢庵の始まりシリーズも

かなり間隔が開いてしまいました。


まあ 気長に 待っていてください。

ぼちぼち と 書き綴ります。




たしか その5の記事は

オープンしてからが大変でしたと 最後に書きましたが、

何が 大変か!

正直 すべてが 大変なことでした!!!



仕込みの段取りと

営業中の 段取り!

営業後の 翌日に向けた段取り!


体力 精神力 …何から何まで

店を営業するための 力の配分が 全く分からず、

とにかく 全力!


金銭的には いくらかは 余分の貯えを用意していたので

カツカツには ならなかったのが 

せめてもの救い。

とはいっても

朝から晩まで 仕事して

税引前の手取りが 帳面上 1万円に満たないという (1カ月でです。)

その現実は 

『どえらい事を おれは してしまった!』



まだ 腹をくくれていなかった自分の弱さを 認識するのが

精一杯でした。



とにかく 今思うと 最初のの6カ月は

店にいる時間に 全精力を出しきって

それ以外の時間は〝病んで〝ました。


平日は 呑みませんでしたが

休みの日は 記憶が飛ぶまで 呑んで 何かを紛らわした つもりでしたが、

当然 酒で 何かが 解決するはずもなく・・・・。



(家内は 何も言わず じっと 私の成り行きを見ていたようです。

後に 

『あれで 潰れるようだったら 私の見る目が 無かった。』と

言われました。)



7月の末にオープンし 何とか 年を越したあたりから

力の配分と 気持ちの整理がつき

やっと 

〝自分が経営しているという” 覚悟を したあたりから

少し 精神的な余裕ができ

良い感じで 店も回るように なったと感じましたが、


それでも 

居酒屋の営業は 〝ライブ”!!

決して同じ一日は ありません。




つづく



あまりにも つまらない文章なので

先日の祭の写真を!

中島天満宮 中島の 毛獅子!!

今年 初のお目見えです!

すごい迫力でした!!!





祭が 終わってしまいました。
あっという間に

中島天満宮の祭が終わってしまいました。



今年も おもいっきり 屋台を かきました!!


楽しい時間は すぐ終わるな~~!


また 来年!




播州姫路の祭が 始まった


飾磨の恵美酒宮天満宮の祭が

始まりました。


祭シーズンが 遂に 来ました。



私が 参加させていただいている、

中島天満宮の祭は

土曜日が 宵宮。

日曜が本宮です。


土曜日は 店のこともしますが

公民館での 料理をきいているので 午後から作ります。

そして そのまま祭モードです。


日曜の本宮は 朝から ばっちりと まわしを しめて!



ですので

土曜・日曜と 振替の月曜は 店はお休みです!




祭の好きな私の店には

やはり 祭り好きのお客様が 集まります。

今日のカウンターも もっぱら 祭の話でした。
 

若き造り手と 壱岐焼酎の未来 


昼御飯のあと

今回の旅のメイン!

『若き造り手と 壱岐焼酎の未来を考える会 2010』


焼酎楽園の 小林編集長の司会で始まった。


最初に

壱岐焼酎について 少し記述しておきます。

・壱岐焼酎は 麦焼酎です。

・麹に 米を使い 米麹1に対して 麦を2の割合で
 造られます。

・壱岐の地下水を使い、壱岐の島の中で 蒸留され、壱岐の島の中で 瓶詰されないと
 壱岐焼酎は名乗れません。


今回は

天の川酒造の 西川さん。

重家酒造の 横山さん。

壱岐焼酎協業組合(10月から 壱岐の蔵酒造)の 吉田さん。

壱岐の酒屋さんの林田さん 壱岐の飲食店さん末永さんも 

発言されました。



私は 店で 

壱岐焼酎を説明するときに

『米麹を使っているんで ふんわりとした甘みを感じを 味わってみてね。』

などと 説明させてもらってます。


食べながら飲むというのが 一夢庵の考えなので、

できれば 割って飲んでいただきたい。


そこで

壱岐焼酎の 食中酒としての 本領が発揮されると 考えています。


米麹の ほのかな甘みと 麦の香ばしさや 風味のバランス!!

絶妙なのですが!!!


ここが お客様が どうとらえるのかが問題!!


私個人的には 最高なのですが

その味は 実に“普通”なのです。

ごっつい美味いということもなけりゃあ、

ごっつい 香りや風味でもないのです。


他の 芋焼酎や 黒糖焼酎に比べ

どうしても 味のインパクトが 控え目で

〝強い主張のある 焼酎“ではないのです。

しかし

それが“壱岐焼酎の最大の売り”なのです。

ほのかな旨味。

ほのかな香り。

ほのかな風味。なのです。


壱岐近海で取れた 剣先イカを食べながら

鹿児島の芋焼酎では

完全に焼酎が勝ちそうです、

でも

壱岐焼酎は 本来 どちらかと言うと 日本酒のアテのイメージが強い

剣先イカでも 凄く調和するのです。



焼酎は 蒸留酒に分類されます。

でも

本格焼酎は 限りなく醸造酒に近いアルコール飲料だと

しかも

壱岐焼酎は 一番 醸造酒に近いところに存在しているように思います。



さきほど

“普通”と表現しましたが

なにも 個性がなく 特徴のない酒だと言っているのではありません。

料理と一緒に飲んだ時の

バランスは 絶品です。

料理が酒を 酒が料理を 引き立てあう 良きライバル関係という意味です。



それに 壱岐の島の食材も

日本人なら 誰もが 食べられる 新鮮な魚介や

野菜など

何か インパクトのある食材が 豊富というわけではないのです。

言うならば 食材も“普通”なのです。


普通の食材と 普通の壱岐焼酎を 合わせた時の

絶妙の味わい、絶妙のバランス!

これこそが 

壱岐の島の中で ずっと造られ続ける 壱岐焼酎の真骨頂ではないでしょうか。









つづく

一夢庵の料理について その5


私も こうやって ブログなんぞを書いていると

何かの縁で 見も知りもしない いろんな人のブログを 訪問させていただいている。


中には 訪れた店の 料理の写真を たくさんアップされている方も多い。


すると

不思議な事に気づく!


それは 全く季節が ずれた素材の料理が ことのほか多いという事。



今シーズンは まだ 牡蠣は 水揚げされていないのに

焼き牡蠣の写真が アップされていたり、

(ひょっとして 世界のどこからか 空輸したものだろうかとも思ったりするが、
価格的に無理がある・・・。)



冷凍食品を 悪く言うつもりはないが

素材そのものの 冷凍はね~~~・・・・・。

自分で食べるならまだしも

お金を頂いて お客様に食べていただく事のは・・・・・・。




まだまだ 他にも例はあるのだが、やめておく。



決して 私は そのブロガーの方を どうこう言うつもりはないのだが、

その店側の姿勢に 疑問を感じる。


季節はずれにも ほどがある 素材を なぜ 使うのか?

自分で 食べて 美味しいとおもうのか?

季節外れの割には お品書きには “四季の恵みを“などと書かれており、
正直 料理をなめるな! お客さんをおちょくるな!と言いたい。




私も お客様から

『前に食べた 〇〇ある?』と尋ねられても

『頑張ったら 何とか 仕入れられますが、前のクオリティーになるには
もう少し待って。』とか

『今の時期に それはないで~~。』と

明確に答えるようにしている。

場合によっては

何年も前に食べていただいた料理の事を

『あの時の カツオは ごっつかったな~。』と 

いつまでも忘れずに おっしゃる方もおられるほどだ。

そうなると

中途半端な品物を 出すわけにはいかない!





昨今のように 年によって

気候の偏りが激しいと 旬の時期になっても

いまいちの時も ある。

(今年のサンマの出始めが そうだったですよね。)

かと思うと 時期は ちょっとずれていても すごくいい時もある。

(昨年のサンマは 7月から ばっちりでした。)



本当に 

素材を大事にし、お客様を大事にするのなら、

ええ加減な気持ちで 

仕入れて、お品書きに 書いては アカンやろ!

と 常々 思う。



これから 冬に向かい 

一夢庵ならではの 素材も うまくなる季節になってきます。


私自身も 良い仕入れができると 嬉しいものです。



今シーズンの牡蠣は 今のところ 良い感じだと、

カキの養殖業者の 社長は 言ってます。



12月が 楽しみです。





いつ行っても 同じお品書きの 居酒屋を 

私は 目指しておりません。

素材も その時その時に 私が食べたい物を 仕入れています。




ちょっとした 添え物も 大事です。

年がら年中 レモンを使うより

たまには カボスでも 搾ってみてください。


壱岐上陸! 通産4度目。
大分の藤居醸造さんを後にし、

長崎の壱岐を目指しました。


唐津から フェリーに乗って

壱岐の 印道寺港まで およそ1時間30分!




いつも 壱岐に行く時は 

唐津からのフェリーに乗ります、と言っても

車は 港の駐車場に 停めておき フェリーには 乗せません。

だって 凄く高いんだもん!



と何とか かんとか・・・・。



この日は 海上時化の為 

いつもより 船が よく揺れましたが、

雑魚寝の部屋で 毛布50円をレンタルし、爆睡。



どういうわけか 今回の旅は 時間があったら 寝てしまいます。





あっという間に 壱岐の島へ!




ここ3年 毎年のように 壱岐には 来ています。

港から 真っ先に

重家酒造さんの 石田町の蔵に 向かい、

『また 来てしまいました お世話になります。』と

重家酒造の 横山雄三さんの奥様に挨拶してから

バスに乗り

『若き造り手と 壱岐焼酎の未来を考える会 2010』の

会場を目指しました。




1時間に 一本あるかないかの バスも とても味のあるバスで、

家内が 会場の場所を運転手さんに説明し 最寄りの停留所を聞くと

なんと 会場の前で 停車してくれました。


厳密には 駄目なことかもしれませんが、心やさしい運転手さんの

お心遣い ありがとうございました。




時間的には かなり余裕を持ってきたので

一度 今日の宿に 入ってから

昼ご飯です。


以前にも 行ったことのある

郷ノ浦の トロルという喫茶店!

壱岐牛焼肉定食を いただきました。

お味の方はと言いますと 普通においしい 焼肉定食なのであります。




実は 今回の壱岐の旅で

重要なキーワードは 〝普通〝という言葉なのです。







つづく

ちょっと まじめな話。


まあ 何年も 連続で 同じ蔵元さんを

訪ねていると 

その蔵元さんの焼酎について

自分なりに何度も考え 何が 他の蔵元さんの 焼酎と違うのかと

まじめに考えたりします。



個人的な考えなので

すべての人の考えとは違いますが

私なりに 思う事を記してみます。




大分の麦焼酎は 麹にも 麦を使うので 

100%麦で 造られた麦焼酎です。

(一部には 米麹を使っているものもありますが すごく少数です。)

平均的には

きりっとした 味わいで 比較的のど越しも すっぱっと切れる感じです。

いいちこ 二階堂の二つで 大分麦焼酎のほとんどのシェアーになります。


が、

小さい蔵元さんも 数多く あります。



そんな小さい蔵元さんは

小さいがゆえに 独自の味わいで 勝負しておられます。



ブームのさなか

四ッ谷酒造さんの 兼八(かねはち) という焼酎が 凄く脚光を浴びました。

今までになかった 強烈な麦の香ばしさを もった 麦焼酎で

いいちこさんとは まさに 対極で

同じ麦焼酎のジャンルとは 思えない味が 個性として評価されました。


本来の麦が もっている

麦茶の風味にも似た(ややもすると麦茶以上に香ばしい) 焼酎です。






お店でも 人気の

藤居醸造さんは

私の個人的に 好きな蔵元さんです。


大分でも唯一〝手作り”を名乗れる 

小さいながらも しっかりとしたスタンスの蔵元さんで、

長期熟成のものから 

地元産の麦を使ったものまで 

味わいのブレを 感じさせません。

見事なまでの 酒質の安定感です。


食中酒 (食べながら飲む)としては

最高の麦焼酎のひとつだと 確信してます。


味わいの しっかりとした焼酎は 

是非 水割や お湯割りのように 

割って飲んでください。

決して 味が薄くなって 水臭くなるような事はありません。

むしろ アルコール度数が下がり 身体にやさしくなり

しかも 

香り 味わいが 引き立ってきます。

そして 

食べ物との マッチングも より良くなります。






また 小さな蔵元さんは 

その原材料にも 特徴があります。


地元産の麦や 特定の品種の麦を使って 造られた焼酎には

独特の味わいや 風味を感じることができます。



トレーサビリティーとか 

難しい言葉で 最近は 言われますが、

要するに どこで 誰が 造った麦なのか 

各蔵元さんは 完全に 把握されています。











生産量は かなり少なく その分 知名度も 低いかもしれませんが、

その味わい 風味 香りは

私が 保証します。


美味しい まずいは 人それぞれで違いますが、

そんな小さな蔵元さんの焼酎は

〝まちがいない”のです。



感情論みたいになりますが

小さい蔵元さんと 顔を合わせ 何度も話をしていると

どうしても応援したくなり

その蔵元の焼酎が 美味しく感じます。



酒は 嗜好品の最たるものです。

どうせ 楽しく酔っ払うのなら

〝語れる酒”

“物語のある 酒”で 

心地よく酔っ払って欲しいのです。




私は そんな気持ちで お店に 立っています。










ちなみに この写真は

藤居醸造さんの 裏手の畑で栽培されている 

ハト麦です。

実は 私も初めて 見ました。







 


千歳の 藤居醸造さん。
楽しい ランチの時間の後、

別府から 豊後大野の千歳へと向かう。


実は

一緒にランチしたのは

泰明 舞香 トヨノカゼで おなじみの 藤居醸造さんの奥様と

そのお嬢さん。

そして 奥さんのご実家の宇佐の小松酒造場の母上とでした。



別府からは 千歳まで あっという間。


蔵に着き しばらくすると

お兄ちゃんたちも 帰宅して 一気に にぎやかに!



子供たちは 元気な方が いい!!



で 蔵の中では

間もなく出荷を迎える“じいさんの置き土産”の甕詰めが・・。



新しく 導入した アルコールの度数を計る 最新マシン!

新しく〝たが“を作りなおした 麹を蒸すための 木桶!


省力化を図る 打栓機!

その横に 旧打栓機!


蔵の中を 見学させていただくと

焼酎造りに関しては

ブレる ことなく 造られているであろうと

想像できます。

ここ3年連続 毎年 蔵を 訪れていると

わかります。



藤居醸造さんの 変わらぬ あるべき姿が

いつ行っても そこにはあります。




つづく