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二分の一夢庵 酒好きおやじの常日頃
姫路の 焼酎専門居酒屋の おやじが 常日頃 思う事を ダラダラと書き綴ります。
プロフィール

しおたに みつはる

Author:しおたに みつはる
姫路の片隅で 本格焼酎の居酒屋を 家内と2人でやってるアラフィフのおっさんです。

日々思う 何かしらの事を 書き綴っていこうかと思ってます。



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難しくて 楽しい。
本格焼酎の専門店としての一夢庵は

当然のことながら

本格焼酎に合うと

私が 

思う料理をお客様に

提案して提供させていただいている。



先日の大分旅行のように

年に1度か2度は 必ず九州を訪れ

各地の料理法や 素材を 

その土地 その土地のお店で

勉強させていただく。


ここで 私が一番気をつけるのは

『そのままの味や料理法を 
そのまま 姫路に持って帰ってこない。』

と言う事!

例えば 醤油。

九州地方の醤油は えてして甘い。

鹿児島の醤油は 

播州姫路の人間には 

受けれられない甘さがある。

わたし自身 3年ほど 鹿児島・熊本に

住んでいたこともあるが、

醤油だけは 最後までなじめなかった経験もある。

大分県の ある方は

『大分県人の私でも 鹿児島の甘い醤油は苦手です。』

と おっしゃるほど。


その反面 

あの甘い醤油は

鹿児島の気候や 芋焼酎には 

マッチングが良いと思っている。



こういう事を考えると

播州姫路には

播州姫路の 

本格焼酎に合う味付けを

見つけていかなければならない。


見た目は 地味でいい。

奇をてらった派手さなんていらない。

その料理を食べたときに 

本格焼酎が呑みたくなるような味を 

見つけていこうと思う。


店をオープンした 

当初から 造り続けている

すじコン!(牛のすじ肉とこんにゃくの煮込み)

おかげさまで 

完全に 一夢庵に定着した料理ですが

いまだに

味付けのちょっとしたバランスを

変えている。

(もともと キッチリしたレシピなんて
無いから、常に変動していると言えば 
その通りなんですけどね、トホホ)


“味付けのバランスを変える”と言っても

“味がぶれる”と言うのとは違う。

そのあたりの変化の付け方が

微妙なさじ加減、

わずかな塩梅で、

どっちにでも転んでしまうから

難しい。


例えるなら

ボールからストライクゾーンに入って来る 緩い変化球、

もしくは

三つ目のストライクを取るための 敢えて投げるボール球

そんなニュアンスだ。




とはいっても 

その難しさゆえに 楽しいところでもある。







 


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先日 とあるワインを飲みながら・・・。
本格焼酎の価格は

他の酒類と 比較して

最高級品でも 安い!


清酒と比べても

ワインと比べても

スコッチと比べても

価格の差は 歴然。


今から書く話は

とある飲食店のマスターとの会話なのですが・・・。


私    『最近は 懐石料理のお店でも
     当たり前に ワインを置いてますね~~。
     決定事項ではないけど
     懐石には 一般的に 清酒だと思うんやけど。』     
 

マスター 『まあ そうかもしれませんね。
      その店の店主が ワインも合わせられると
      思えば それは それでいいと思うけどね。』

私    『いや~~、私も別に 構わんことなんやけど
      焼酎ブームの時は 焼酎焼酎と言ってたのに
      手のひら返しがね、ちょっと引っかかるだけでね。』

マスター 『こんなこと言うと 問題ありかもしれんけど、
      ワインって 極端な話 値段がとれるでしょ、
      清酒や 焼酎が いくら頑張っても
      1本 何十万とか それ以上って 無いでしょ。』

     『売上だけ見ても仕方ないけど それって 
      一撃が でかいじゃないですか。』
     

私     『結局 ¥ってこと?』


マスター  『それだけではないのも 
       わかっておられるやろうけど、
       無いとは言い切れないですね。』



ざっと こんな会話があった・・。

名誉のために言っておくが このマスターは 

ワインが大好きで どんなワインでも ゆっくりしっかりと

味わって飲んでいただくことを 極端に重視した

どちらかと言うと 魂のワイン伝道師とも言ってもいい人です。



私は 別に それぞれの店の考えで

ワインを扱おうが 清酒を扱おうが

まったく 感知のしようがないところなんだけどね・・・。


確かに 価格だけ見ると

それなりの差があるし 当然 仕入れの価格もちがうので

一概に ¥だけの事だとは 言わないが・・・・。


ブームの時に 焼酎!焼酎!と 言っていたのは

一体なんだったんだ?


フランスのタイヤ屋の格付け本が 出たころから

なぜだか 高級とされる店が

ワインを 前面に押してくるお店が

増えたような気がするのは

私の気のせいか・・・。




まあ それはともかく

一夢庵のスタンスは    

これからも 今までと同じく

一夢庵が存在する限り 本格焼酎いっぽんで

いきます!!!



価格が安いからと言って 雑に扱っては

本格焼酎の真の価値は わからんでしょ!


高価な酒でも 扱いは悪ければ

何のありがたみも 美味さも味わえんでしょ!


どんな酒でも その味わいのピントを合わすには

提供する店側の能力が 常に問われるでしょう。



本格焼酎のブームも ひと段落したので

これからが

一夢庵の 本領発揮ですわ!!!


マニアックに 

しかも

焼酎ビギナー にもわかりやすい 

本格焼酎の 案内人に 

どうぞ
 
みなさん 一夢庵を 御贔屓に!!(笑)


よろぴく!!

 
リスクを考える。
今日の 日経新聞に

我が地元の名産品 播州手延べそうめん 揖保の糸のことが

書かれていた。


揖保の糸は その製造過程で

門干し と言って 屋外で天日干しをする工程がある。


ところが

福島第1原子力発電所の事故以来

その門干しを 自粛しているというではないか。

消費者に対する安全性を高めるという意向で

そのように対処したらしい。

また 原材料の産地の問い合わせも 多いと書いてあった・・・。



当然 食べ物を製造するうえでの

安全性への配慮は 私も 常に心配りをしているが・・・・・。



安全性を高めることは 放射性物質だけか?!!!


なんだか 危険性のすべてが放射性物質みたいな考え方だけでは

完全に 偏り過ぎだろ!!



そもそも

播州地方の空気中に

そんなに放射性物質が 漂っているのか!!!

根も葉もない 科学的根拠の欠片も無い

これが 風評被害ってヤツを広めることになってしまうとか

そこまで 思慮が及ばないんだろうか!




話は ちょっとそれるが、

仕入れの帰りに 前の車が 

どうもフラフラして おかしな運転しているし、

信号で止まるときに 前の車との車間距離が 

尋常じゃなく空け過ぎで おかしいなと思っていた、

こういうフラフラ走る車は 

抜けるタイミングで さっさと抜くか 違うルートを通るかで

私の運転にとって 〝目に見えて分かるリスク”は

排除する。

追い越しざまに ちらっと眼をやると

若い女性が 弁当を食べながら運転してた・・・・・!!!






製造工程で わずか数日間 天日干しする

そうめんを 食べる事と

運転しながら 弁当を食べる事の

リスクは どっちが高いか・・・・・・。


違う側面から見れば

そうめんは 食べないという選択もできる。

運転に関しては 

自分だけでなく まわりに

リスクを まき散らしているとも言える。





生きていくうえで

どんな形であれ リスク(危険性)がゼロの状況なんて

まずあり得ない。

個人個人が リスクを 考え

また 常に潜在的に存在するリスクを受け入れなければ

生きていくことなんて無理!


極端な話

家内のように 青信号を普通に通過しているだけなのに

信号無視の車に 突っ込まれたりすることもある。

車の運転をする 便利さや 有効性と 危険性を

家内なりに天秤にかけて

自己判断で 車を運転することを 

自己責任で 選択しているだけの話だ。



そうめんの事と 車の運転を

比較することが 正しいかどうかは 定かではないが、

私なりには 間違いではないと 考えており、

リスクという面での考え方の例えだと

どうか ご理解いただきたい。







今年の奴は 味が なんだか違うな~~。
今年も

とある蔵元の 年に一回の限定焼酎が

一夢庵に 

やってきた。


この蔵元は お客様にも 評価が高く、

当然 この銘柄も 首を長くして待たれている方も多い。


一夢庵では

こういう特別な商品に限らず

ほとんど 仕入れたら 

一番に封を切って あたりを利く。



『今年の奴は なんだか いつもより
パンチがなくて 優し過ぎるな~~。』

『いつもなら お湯割りが抜群に美味いと思うけど、
今年の奴は 湯割りと言うよりも水割りにイメージかな?』


すぐさま

仕入れた酒屋さんに 

どうも例年よりも 味わいが優し過ぎる

鹿児島の芋焼酎なのに 宮崎の芋焼酎のようだ

との旨を

電話した。

その酒屋さんは その時点で 味を利いてなかったが、

翌日に すぐ電話があり、

私と同じ 感想だと 言う、

また 蔵元さんには 近々伝えておきます、とのことだった。



裏ラベルには

その焼酎の比較的 詳しいスペックが書かれており、

昨年のモノと比べると

麹に使った米の品種は同じだが 産地が違う。

『ひょっとして この差が原因?』

『それにしては 味わいが ちがいすぎるよな~。』

『米麹の力が 強いのか?芋の力が 弱いのか?』

などと 家内と 話をする。




それぞれの蔵元さんの造りを 

いち 居酒屋が ガタガタ小言を言うつもりはないが、

やはり 私もお客様にお金をいただいている以上

その商品に関しての

情報と 知識は 必要、

お客様の口に入ることに対する責任は勿論、

究極の嗜好品である 魂のこもった酒だからゆえに

微細なことかもしれないが

味わいの変化を確実に感じるのであれば

その理由と原因 

そういう味にした意図は 

確かめる努力は必要。

だから

酒屋さんを 通して 蔵元さんに 尋ねてもらう事にしている。

まちがいなく その酒屋さんも 蔵元さんに キッチリと

その旨を伝え 納得する説明を

私にしてくれるはずだ、

そういう酒屋さんだから 私も 安心できる。









大分 巡礼3
今回 大分旅行の一連の記事を

〝巡礼〝というタイトルで

綴っているのは

ひとつ 訳がある。



今になって思うと

スオーナダフェリー(徳山~竹田津)で 行こうと

決めたときから 始まっていたのかもしれない。





徳山港につくと

全く知らなかったことが恥ずかしいのだが

徳山港から すぐそこの大津島と 言うところに

戦争中 回天の基地があったという事を

港の案内板から知った。

徳山港の入り口には

数年前 『出口のない海』という映画で

使われた 回転の実物大のレプリカが

置かれていた。



行き当たりばったりの旅は

思いもよらぬ場所で 思いもよらぬものに

出会う。


回天のレプリカを見ながら

想いを巡らせ 穏やかな瀬戸内海の波を見ていました。


大分に着いてからも

熊野磨崖仏 富貴寺・・・・

大分の歴史的な遺産を ゆっくりと巡りました。

臼杵の石仏も 見に行こうと思い

車を走らせていると

大分護国神社の看板を見つけました。


護国神社は 姫路にもあり

よく 参拝させていただくこともあり、

大分の護国神社にも 参拝させていただくことにしました。


詳しく書きませんが、

小雨の舞う 境内の空気は

凛と 静まり

背筋を伸ばし・・・

姿勢を正し・・・・

心が穏やかに・・・・・

今の時代に生きることの意義を

考えさせられました。



人影もまばらで

ゆっくりとした 充実した時間を 

おかげさまで 過ごすことができました。


その後 遠回りの道で

佐賀関の道の駅を 経由して

臼杵の石仏を 拝観しました。

石仏から 少し離れたところに

古い五輪塔があると言うので

さらに階段を 登り・・・。


たどり着くと 本当に 

古く かなり風化した五輪塔でしたが

説明が書かれている 案内板には

1100年代の銘がほられてあると書かれています。

なんと 平安時代末期 鎌倉時代が始まろうかという時代の五輪塔です。


なんだか ものすごいでかい時の流れの中に

自分がいるんだな~と 思いました。


ちなみに

豊後高田市の 富貴寺にも

1100年代 平安末期の木造建築の

大堂(阿弥陀堂)が あります。

九州最古の木造建築物です。

なんと その阿弥陀堂の中にも 入ることができ

阿弥陀如来座像を 拝することができました。

熊野磨崖仏は

その道中の 石段も強烈でしたが

はっきりとした建立を記した古文書もなく

平安時代末期には あったと

推測されるとだけでした。




石仏も 大分の至る所にあり、

古い時代の 信仰を 垣間見ることができます。


また

田染荘(たしぶのしょう)という

所は

一見 何の変哲もない 

田園風景が広がっているだけですが

その田んぼの 区割りは

平安時代の 荘園として開墾された時のままの

田んぼの形を いまでも 残しており、

現在も田んぼとして 稲作が 行われているところです。


また 

宇佐にある

宇佐神宮は 全国にある

八幡社の総本宮です。

奇しくも おもずれたその日は

播州姫路の 松原八幡神社の秋季例大祭 

宵宮の日でもありました。

思わず 

松原八幡の祭の無事を祈りました。


広大な境内は ざっと巡るだけでも 

2時間はゆうにかかります。

今度来ることがあるのなら

丸一日 時間をとって

ゆっくりと 境内を巡ろうと決めました。






私にとって 今回の大分の旅は

古きを訪ねて 新しきを知る 温故知新の時間でもありました。

だから〝巡礼〝という言葉を選択しました。



古い石仏の 表情。

何気ない 神社の鳥居。

石仏に至る道中の 長く険しい石段。

戦争中の 一般庶民の生活や

死にに行くことを選択せざるを得なかった

若者の心を垣間見て、

今 私が 生きていくうえで

何を 想い

何を 考え

どう行動するかと言う事を

考えずには いられない旅でした。


そういう意味でも

今回の大分巡礼は 

これからの私の生活に

意義のある旅だったと

言えるように

心がけたいです。







 



 





大分 巡礼2
私が お客様に 接して感じることを

信頼のできる酒屋さんに

何かの機会に話することは

商品の流れと逆の流れで 

飲食店のカウンターと言う

消費の最末端の出来事・情報を 伝えるという事です。


『○○と言う焼酎は インパクトは強いんだけど
おかわりが来ない。』

とか

『〇〇と言う焼酎は 去年の造りと比べて 
味の差が激しいように感じるんですけど。』

とか

『●●と言うのは 封を切ってから
時間が経つと ちょっと 味の変化が・・・。』

など など

どちらかと言うと

あまりいい表現ではないですが、

ネガティブな事を中心に伝えることが多いです。

それは 

これから もっと その蔵元さん“らしい焼酎”になって欲しいという一心です。

(間違いのない蔵元だと 私が信頼している蔵元の
焼酎には なんにも 言うことはありません。
たった一言 『美味いです!』と言うだけです。)


それぞれの蔵元さんの目指す方向性に沿って

すこしでも お役にたてれば 嬉しいのです。

だから 私は 

今回の様に 直接 蔵元さんに赴き

直接 お話をさせていただき

蔵元さんのお考えを伺い、

蔵元さんにも 一夢庵の塩谷と言う人間を知っていただき、

また

その焼酎を仕入れている 酒屋さんにも

一夢庵の塩谷という人間を見てほしいし、

多少なりとも 私の考え方も理解してほしいから

“現場”に出かけるのです。


(社会科の授業の様な見学なら
大人数ですけど
この場合は ほとんどフェイス トゥ フェイスになりますからね。)


居酒屋のカウンターは

消費の最末端であり 一番 高い価格を払って

それぞれの店の食べ物と お酒を

食べて呑んで いただくところです。

その際 その消費の末端の意見は 

当然 家で呑む場合に感じることよりも

よりシビアになります。



焼酎専門の居酒屋の 店主としての立場

それぞれの酒屋さんの立場

それぞれの蔵元さんの立場は

決して “仲よしこよしのお友達”ではありません。

だからこそ

商売を通して 付き合いの続けることに意義のある

関係を 作っていきたいのです。




だから いつの日にか

一夢庵で扱っている焼酎の蔵元さんには

一夢庵に来て 一夢庵を感じてほしいと 思ってます。

招待して 接待するのではなく

自腹で 姫路にきてほしいんです、

そうしないと 一夢庵の正しい評価を頂けませんからね。

価値を計るには 時間とお金をかけないと

正しい価値は 絶対計れません。





お互いが 建設的意見の言える関係であり、

しかも

商売と言うお金のやり取りを

安心して 信頼してできる関係になることが

“本当の商い”と 

言えるのではないかと

私は考えています。






難しい事を書いているようですけども

実は 人として 当たり前のことを 

小難しく書いているにすぎませんよ。(笑)










大分 巡礼
大分への旅から

帰って思う事、

それは

その地方 地域には それぞれの風と土 空気と水があり、

それは 何も自然に関することだけではなく、

当然 そこで暮らす人にも 同じように

あるという事を 

再認識させられた旅でした。



今回は 大分県内に じっくりと的を絞り

いつもと違い 蔵元さんの見学だけで

終わるのではなく、

いろいろと

寺社仏閣 石仏など 歴史的な史跡を巡りました。

その道中の風景にも

文字通り 風土を感じます。



麦焼酎と一言に言ってみても

大分の場合は 

いいちこ 二階堂の圧倒的な 

減圧蒸留スッキリタイプの シェアーに

隠れてしまっているのか どうなのか

一夢庵でおなじみの 藤居醸造さんの様に

蔵の規模は 小さいものの

常圧蒸留飲みごたえばっちりタイプの麦焼酎は

まだ 広く認知されていない様に見受けられました。

言い返せば まだまだ 伸びしろはあるという事です!!


一般のみなさんには 藤居醸造さんと言っても

ピンとこないかもしれませんが、

生産量に関して言えば

藤居醸造さんの年間(仕込み期間は およそ9カ月)の

生産量は

なんと いいちこさんの たった1日分!!!

さらに言うなら

今回の旅で新たな出会いのあった 

宇佐の長洲 久保酒蔵さんの生産量に至っては

藤居醸造さんの 2割!!



蔵の生産規模や 設備の大小と

焼酎の味わいの良し悪しは 関係ありません。

関係するのは

小さい規模の蔵が 無理をして生産量を 

伸ばそうとした時だけです!


小さい蔵には 小さい蔵の

大きい蔵には 大きい蔵の

やり方があると思うのです。


それぞれの蔵元さんの判断で

美味いと思う焼酎を 

自信を持って 世間に問えばいいだけです。

一夢庵としては

出会った焼酎の中から 

店のお品書きに 加えるか 加えないかを

家内と 話し合い決めています。

そして

加えると決めたのなら

正しく扱えるように 

その焼酎のバックボーンとなる“風土”を 

自分で体験して

お客様に 伝えていければ・・・なんて

考えています。


あとは 日々の営業の中で

扱っている焼酎を 

正しくナビゲートして お客様の判断と評価を

仕入れた酒屋さんや 蔵元さんに

フィードバックする事で

何かの役に立てればと考えております。




つづく










中途半端は 一夢庵らしくない。
大分から帰ってきて

長く留守にした分  

営業に向けての仕込みが

山積み・・・・・・。


当然のことなのです、

中途半端な お品書きしか出せないのなら

暖簾を上げても意味がない、

そう考えている私です。


何事も 中途半端なら しない方がマシでは

ないでしょうか?



さて 仕込みに とりかかります!!


今日は 一夢庵!

いつも通り 暖簾を上げます!!!!!



よろしく。
たった今 大分より帰ってまいりました。
先週の12日から

大分に 行ってました。


一夢庵では 定番の大分麦焼酎 泰明でおなじみの

豊後大野市の 藤居醸造さんを含めて

若手焼酎マイスターの会と銘打った

大分でのイベントに参加させていただいてました。



姫路の地に居たままでは

本場大分で 麦焼酎がどのような

感じで 地元の人に溶け込んで

呑まれているかが

分からないので 実際に出かけてみようとの

主旨でした。




いつも以上に

今回の 大分旅行は いつにもまして

収穫の多い旅でした。


一度には書ききれないので

おいおい 書いて綴ろうかと思います。


で、
最初は明日からの営業を予定しておりましたが、
今週の営業分の 水が 足りないので、
明日は 水くみに出かけてから 仕込みをしますので、
明後日の 19日からの営業に なります。
よろしくお願いします。
祭の後
おかげさまで

私も 参加させていただいている

中島天満宮の祭も

終わってしまいました。

中島天満宮 本宮拝殿


祭が始めれば あっという間の2日間。


今は 全身の筋肉痛が

ここちよく 

昼間っから 

ちょっと 酒を飲んでいるので

フワフワした気分です。



祭は 

イベントではありません。

神事です。

店をしているのに

店を閉めてまで 祭に参加している

一夢庵はアホかもしれませんが、

祭に出なかったら

間違いなく 私は後悔します。





よその土地から来ている

私を 受け入れてくださる村のみなさんには

本当に感謝の気持ちでいっぱいです。


怪我も無く 無事祭りを終えられたことに

感謝しつつ

また ボチボチ 頑張れます。








飾磨 恵美酒 都倉
2011 tokura01


たった今 家内が

飾磨 恵美酒宮の宵宮から

帰ってきました。

宮入の時の 都倉屋台の紋 梅鉢のアップです。


磨き上げられた 漆の黒 

梅鉢に 映った幟


めっちゃかっこいいです!!

今日から 姫路は祭です。
2010 maturi


今日から 姫路では

各村々の それぞれの神社で

祭が 始まります。


私が 参加させていただいている

中島天満宮の祭も 今日が宵宮 明日が 本宮です。


今日は 参加させていただいている

村の オードブルを 作っています。


お店はお休みです。


明日は 朝から がっちり まわしを〆て

屋台を練ります。


お時間ありましたら 是非 

見に来てください。

中島天満宮は 飾磨のあかねの湯の すぐそばです。


昼ぐらいから 宮入が始まります。


電話で営業
最近 

仕込みをしていると

いろんな会社から 電話で

営業が 多い!!!!


モバイルでの集客がどうや こうやとか

今 モデル店を募集しておりまして 
費用は一切かかりません。

電気料金の見直しを しませんか?

とか・・・・。


先方さんも 仕事だから

仕方ないとはいえ

若干 しつこすぎる。


やんわりと断っているのに

また 説明を始めるので

時々 あまりの自分勝手な 

その電話の内容には 

温厚な私も 腹にすえかねることがある。


大きな声を出して 

断りたくないから やんわりと言っているのに

その趣旨が伝わらない。



申し訳ないが それでは 

本当の意味での営業にはならないと思うのだが・・。



もう何年も前に

私も若かりし頃

あまりに しつこい電話の営業に

『そこまで言うんやったら うちに来い!。』

と 言ってやったら

本当に 翌日 大阪にある 

とある先物取引の会社から

営業が来た!

その根性は 大したものだが

仕込みの手を止めて

ご丁寧に お茶を出して 説教してやった!

『こうやって わざわざ 大阪から来ても
俺が 君の話に載って大金を出せるか?』

『確かに 君の言う通り この先 原油価格は上がるだろうけど
そんな先物を買う 余裕のあるカネは 無い!。』

『そもそも お互いの時間の無駄だと思わんか?』

と言ってやった。


話を聞くと 大卒の新入社員で

右も左もわからぬまま

必死だったんだろう。

気持ちは わかるが

その営業スタイルは

あまりに自分勝手なスタイルで

相手のことを考えて無さ過ぎだと思わないか?と

話してみたら、

その彼も 少し うつむいて

うなずいていた。


その後 結局

頑張れよと なぜか 私が彼をはげまして

見送ってやったが

その後どうなったんだろう?



今日は なんだか聞き取れない横文字の会社の

営業電話を やんわりと断りながら

そんな事を 思い出してしまった。

馬刺し
先日

姫路の保険所を通じて

厚生労働省の お達しが ありました。



当店に関係するのは

馬刺しです。


今まで 冷凍ではなく 冷蔵の

生で提供しておりましたが、

今後 冷凍の馬刺しになってしまいます。


何やら 馬肉に寄生虫がおり

腹痛下痢を起こすというのです。


で 仕入れ先からも電話があり、

今後は 完全に冷凍の肉しか 提供できないとのこと。

冷凍することで 寄生虫は死ぬので

人体には 影響ないとのことです。



当然と言えば当然です。

飲食に関わるものとして

お客様に危害を加える恐れのあるものは

適切に処置してから 提供するのは当たり前の話です。





問題は 冷凍した馬刺しを 提供することへの

強烈な違和感です。

冷凍肉は 解凍すると 

どうしてもドリップが出てしまい、

以前と同じ提供方法では

美味さの食感も 以前の生のモノとは

あまりに差が出てしまう事です。

かと言って シャリシャリの冷凍スライスを

馬刺しとして 提供する事にもかなり抵抗があるのです。



自分が 納得できないモノをお客様に

提供するのは

一夢庵では絶対しないことだと 決めています。

だから

馬刺しは 当面 メニューからはずします。




しかし 馬の寄生虫は 最近になって

分かった事なので、

然るべき処理をして 安全性を高めることで

今までの食習慣を改めることは

必要なことだと 言い聞かせています。















もうすぐ祭りです。
今度の 土・日と

祭です。


一夢庵を始めてから

3年目か に

ご近所さんに 声をかけていただいてから、

その村の 屋台練りに参加させていただいています。


今では 盆・正月よりも

祭の方が 自分の中で 重きを置くような感じがしています。


屋台を練るのも 

簡単に見えて

気を抜くと 大けがにもなりかねません。

そうならないように

祭の前は

徐々にテンションを盛り上げていきます。




祭は イベントではなく 

神事です。

そういう事に参加させていただけることは

ほんとに ありがたいことです。


今年も 若いもんには 

勢いで負けますが

おっさんの粘り腰で

がっちりやろう!!と思っております。







http://http://www.youtube.com/user/siojii1968?feature=mhee#p/a/u/2/5k5PDfixdN8
ペース配分
『お客様を感動させる営業。』

昨日 カウンター越しの会話の中で出てきた言葉です。


簡単に 言うには 深すぎる言葉です。

感動“させる”なんて 

わざとらしくて

かえって 逆効果に思うのです。


自分の仕事に ある程度 自信を持つことは

不可欠ですが、

その自信も あまりに過剰では 鼻につきます。

自分なりの普通に仕事をして

人さまがどう評価するか・・・。



感動“させる”と言うのは

思い上がりが甚だしい・・そんな気がします。

お店の経営という側面からも

経済活動に 

過剰なまでに自分の気持ちを 

込め過ぎても

胡散臭くないですか?





如何にも お涙ちょうだい的なドラマが

逆に 冷めてしまう私です。




いつもと同じように

一夢庵のクオリティーが今日の営業も

最低限 維持できるように 

ボチボチ行きます。

私の場合

今までの経験上 

頑張るで~~とか

気合でいくで~~と

力み過ぎると

碌な事がないんですよね~~。トホホ。


100パーセントの力を出して貫くのが

かっこいいのかもしれませんが、

私は 8割くらいの力で

ゆっくり 確実に 歩んでいくことの方が

性分に あっているみたいです。


レギュラー酒
それぞれの蔵元さんで

一番 基本になる

その蔵のレギュラー酒。


ラベルも 昔ながらのデザインで

変わり映えのしない

如何にも 焼酎と言うラベル。


(今は 各蔵元さんも
 以前のラベルのデザインと比べ
 オシャレになってきました。)


ある意味 

その蔵元さんの実力がわかるレギュラー酒。



レギュラー酒は

問屋さん経由で 流通されている場合が

ほとんどです。

特約店銘柄とは 流通の経路が違い、

比較的 どこの酒屋さんでも

定価で入手可能です。




そんなレギュラー酒

風呂あがりなんかに 

なんにも考えずに 自分で作るお湯割り。

そんな

お湯割りをいただくと

すごく 気分良くなります。




気取らず 自然で 

なんにもないことの幸せ感を 満たすには

もってこいです。





そんな呑み方も

本格焼酎の楽しみ方の一つではないでしょうか?