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二分の一夢庵 酒好きおやじの常日頃
姫路の 焼酎専門居酒屋の おやじが 常日頃 思う事を ダラダラと書き綴ります。
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しおたに みつはる

Author:しおたに みつはる
姫路の片隅で 本格焼酎の居酒屋を 家内と2人でやってるアラフィフのおっさんです。

日々思う 何かしらの事を 書き綴っていこうかと思ってます。



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昨日も いつものように

山奥に水を汲みに 車を走らせました。



どんよりとした曇り空の午後の29号線。

交通量も 少なく スムーズな流れでした。



ちょうど 伊和神社を通り過ぎるころ、

ものすごい豪雨。

久しぶりにワイパーが利かない雨。

上空には 雷が 光っていました。



でも こういう豪雨は すぐに 雨脚は弱まります。


10分ほどで 雲を抜けると 雲の切れ目から

陽がさしてきます。



空の底が抜けたような豪雨も自然の摂理。


そんなことを 想いながら、

いつもの水くみ場に ついて、

タンクに汲んでいたのですが・・・・・。


“水がおかしい”

目視で 分かるほど 濁っている・・・・。

これは イカン!


水くみ場は 地元の人が整備され

湧き出ている場所から 少し離れたところまで

パイプで 運ばれてきます。

どうやら その途中で

雨水が 流れ込むような場所ができているのかもしれません。

いくら豪雨の後とはいえ

これでは これから ここの水を汲むわけにはいきません。



結局 そこでは 水くみをせず、

また別のところの湧水を汲みに 行きました。


その水は 濁りもなく 澄んだ水で、

その場で呑んだ感じも 異常はありませんでした。




汲んできた水は 使う前に

一度 すべて 煮沸してつかうので

かなりの危険性は

除去されていますが、

今日のように

明らかに 濁っているのは

それ以前の問題です。




一時的なことであれば いいのですが、

今後また このようなことがあれば

一夢庵 オープン以来続けてきた水くみも

考えなければ ならない状況が 

出てくるのかもしれません。














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皆様も お気を付け下さい。
ご心配をおかけしましたが、

家内の体調も 良くなりました。


なにやら アレルギー性の風邪というか

そういうやつみたいです。

熱もなく 節々の痛みもなく

ただ

咳が出だすと とまらないようで・・・・。


完治とはいえませんが、

今朝は かなり好転してますので。



今日の一夢庵 ぼちぼちと 営業です!



いつも急で 申し訳ないです。
本日 一夢庵 臨時休業です。




家内の体調が すぐれません。

今日一日 体を休めて ゆっくりします。


たいしたことないですので、 

ご心配なく。
ちょっと気になること
遺伝子組み換えの原料を使った食品が

危険だと 

チラシを作っているのを見ました。




確かに 除草剤をバンバン使っても 枯れない

遺伝子組み換えの農産物は

危険なのでしょう。

しかし

現実を見てくださいよ。


休日のマクド◎ルドには 家族連れの車が 行列を作り、

化学調味料だらけの保存料まみれの

安いだけの冷凍食品が スーパーに並び、

PB(プライベートブランド)の ありえない安価の品物を

多くの人が 買い求めるのが

現実です。



野菜でも同じように

虫の食った跡のあるキャベツなんて ほとんどの人が 手を出しません。

ひんまがった とげだらけのキュウリも そうです。






その方のチラシには

具体的な 食品メーカーのロゴが入っており、

不買運動的なことすら 書かれています。

一つの意見として 尊重はしますが、

それはそれで 問題があるのではないかとすら思うのです。

国内メーカの責任だけを 問うのは どうなんでしょう?

それならば よその国からの輸入冷凍食品の危険性は???

実際 中毒事件もありましたよね。






大きなレベルで言うなら

自給自足で賄えない規模になってしまった日本の姿が

すでに“いびつ”だとしか 思えません。

(仮に自給自足を目指すにしても 地球上で
 化学肥料や そのほかの化学物質で 汚染されていない土地は
 存在するのでしょうか? 問題点を言い出せばきりがありません。)


この8月に 蔵元巡りで 訪れた

喜界島で購入した ゴマ油が

手元にあります。


喜界島産の白ゴマを 圧搾のみで 絞り、

何も添加していない このゴマ油。

間違いなく 今現在考えられる最高の“本物”のゴマ油です。


さて みなさん ナンボすると思います。


喜界島のゴマ油


45グラム入りで

2000円です。

酸化防止剤なんてものも入っていません。

賞味期限は 3か月ほどです。 

そろそろ 思い切って使いきらないと。


さすがに 

私も このゴマ油を バンバン使うのは・・・・・・。

まあ ちょっとづつ使ってますけどね。


このゴマ油の例は 一例にすぎません。

全ての食材 原料に 言える事です。



どうですか。

間違いない食べ物は それなりの価格になります。

それでも 『高い』ですかね。



まあ

ある程度 理解したうえで

どちらを選択するのかは

個人個人の自由であり、

なんら強制するものんではありません。



身の回りに現実的にある食材は

全て 何らかの形で 人類の繁栄の陰になる部分の

さまざまな影響を受けています。

もはや ベストの選択はできず、

ベターな選択しか 残されていないのではないでしょうか?



一夢庵の仕入れは 

私の考えうる 最大限のベター(なんだかおかしな表現ですが・・)

で 仕入れて 全て私が調理しております。








質と価格と 満足度
昨日

家内と 久しぶりに

とある お寿司屋さんに

出かけた。


そのお寿司屋さんとは

かれこれ 10年来のお付き合いで、

私が 勝手に“師匠”と 慕っている

お寿司屋さんだ。



正直 価格だけを 見れば

いい値段はします、だから

そん頻繁に 食べに行くことはできません。

ただ その満足度は お勘定のお値段以上に

私は 価値のあるものだと思っていますし、

ちょっとした事が勉強になります。



お酒も しっかりしたものが あり、

お寿司とのマッチングも バッチリで、

とにかく 満たされた気分になる。




実は 

何週間か前に

くるくる寿司に出かけて 食べたのですが、

名前は 寿司でも まったく中身が違うのです。

お勘定は 正直3倍以上違うのですが、

そればらば

くるくる寿司を 3回我慢して、

その大将のにぎる寿司を 1回食べるほうが、

私は 満足するのです。




まあ これは 私個人の 考え方であって

それぞれに お考えがあるので

おっさんの独り言だと思っていただければ

幸いです。




このご時世、

多くの方が
 
ブログなどのネット上に お食事をした内容を

たくさんの画像ともに 紹介されています。

ですので 行ったことのない飲食店の様子まで

知ることができます。



人の食べたものだから、

私には関係ないのですが、

職業上 私は その料理が

冷凍食品であるとか 完全に既製品のままで

温めただけの料理だと

見た目に 分かってしまいます。


その料理が 業務用の冷凍食品で

かかっている ソースや 付け合わせも 

カット野菜だと 分かって

食べておられるのであれば それでいいのです。



ただ 時には

『それは 生で食べたら 危ない!』と

感じるようなお料理の写真を

載せておられている事もあります。

『おいしければ いいのです。』と

割り切って 書かれているのですが、・・・・。


まあ 私が食べたわけではないので、

それ以上言及することは

止めておきます。





前述の くるくる寿司にしても

しゃり玉マシーンから ひょっこっと 出てきた

しゃりの上に 解凍したわさびを つけて

あらかじめ切ってトレイに並べられた

ねたを 握りもせず 乗せただけの寿司と

一貫ずつ 大将が握った寿司とは

同じ寿司でも 全く別物だと感じます。




まあ その時 その時に

どちらに行くか 選択の余地があることは

消費者にとって

いいことですね。



一夢庵も 

それぞれのお客様の評価を得て

ここまで来ました。

10年の年月は 長いような短いような・・・です。


それぞれのお客様の期待を裏切らないように

スタンスが ぶれないように

心がけています。







テーマ:ひとりごと - ジャンル:グルメ

まわれプロペラ!島から島へ 焼酎の旅 15
しばらく 書かないうちに

はや 10月も後半。

8月の九州の旅も そろそろ

続きを・・・・。


ということで

前回は 喜界島に着いてから

ゴマ畑と 陸稲の話でしたね。


で、

つづいて 朝日酒造 喜禎氏に案内していただいたのは

朝日酒造さんの 製糖工場です。


寒くなってから サトウキビは刈るので

今は 稼働しておりませんが。


朝日酒造さんは 自家農園で造った

サトウキビから 黒糖を作り

それで 黒糖焼酎を造るということに

力を注いでおられます。



と ここで

一つ!

サトウキビを 原料にする蒸留酒は

世界を見渡せば ラム酒があります。


サトウキビは 麹によって 糖化しなくても

もともとが 糖なので

酵母さえあれば アルコール発酵します。



黒糖焼酎を名乗るには

サトウキビを 絞って 煮詰め

黒糖を 造り 

その黒糖を使わないと 黒糖焼酎とは言えないのです。

また 先にも書いたように

もともと でんぷん質の顔料を麹によって

糖化しなくても 糖があるのですが、

米麹を使うことも 必須条件です。

酒税法で 明記されています。

他にも 黒糖焼酎は 奄美諸島のみに製造が許された酒なのです。


めんどくさい法律だなと

思うのですが、

法は法。


しかし

ラム酒と 黒糖焼酎は

同じサトウキビ原料の酒ですが、

まったく 味わいは違います。


一夢庵には 

南大東島で造られた 日本製ラム酒を こっそり置いています。

黒糖焼酎も 朝日酒造さんをメインに何種類かあります。

呑み比べると・・・・・・。

ラム酒は どんなに 適切に水割りにしても

正直 食中酒としては いまいちどころか

適切だとは 感じません。

ところが

黒糖焼酎は お湯割り・水割りで、

実に 食事と 合うのです!!

麹と酵母を使った酒ならではと 納得します。


この感覚は 実に不思議です。


さてその黒糖工場では

今は サトウキビの時期ではないので、

ゴマの収穫をされておりました。



手作業で刈られた

サトウキビを 

一本一本 機械で 圧搾し

そのしぼり汁を 煮詰めるというのが、

基本的な黒糖の製造です。


それぞれの工程に いろいろなコツはあるそうです。

サトウキビを刈るカマ
これで サトウキビを 刈ります。


製品を 味見させていただきましたが、

実に さわやかな甘みで 体に優しい黒砂糖なのです。



芋焼酎や 麦焼酎でも

同じに感じるのですが、

やはり それぞれの蔵元の地元産の原材料で

造られた焼酎は

その風味が 優しく 体に優しい独特の甘みを有している点は

共通だと思います。


ちょっとだけ 工場の様子です。

黒糖づくりの 容器

黒糖造りの容器です。

ゴルゴ喜禎&チンピラー塩谷

談笑する 喜禎氏と私。



つづく







本日は 晴天なり。
本日 一夢庵は

所用により 臨時休業です。



昼間に用事があると

仕込みができないので、

店を開けられません。


中途半端なお品書きなら

店を閉めたほうが いいと思ってますので、

宜しくお願いします。


明日は 営業いたします。



せっかくですので

祭の屋台練り合わせの写真を 一枚!!

恵美酒宮 本宮 練り合わせ




私の中の“祭”
日本には

それぞれの土地に

それぞれの お祭りがあります。


一夢庵がある 播州姫路の飾磨には

また 飾磨の祭りがあります。

今年 私は 2つの祭りに 参加させていただきました。


ここで言う 祭は 神事としての祭であり、

フェスティバル的な

イベント事では ありません。




それぞれの祭りに それぞれの流儀があり、

その祭りに参加する人は

その祭りに 誇りを持っています。



神輿型屋根をもつ太鼓台の一種が 姫路では主流で

“屋台”とか “やっさ”と 

呼んでいます。

その屋台でも それぞれの祭で それぞれの形があり

掛け声も違えば 練子の衣装も違います。




屋台と言うと たこ焼き屋さん・タイ焼き屋さん・・・

全国のほとんどの人は思うのでしょう。

それは かまいませんが、

播州姫路の祭りに参加している人にとって

屋台は 屋台であって

それ以外のなにものでもありません。



無理やり 播州姫路の祭りの流儀を 

よその土地の人に

押し付けるようなことは 私は 好みません。

祭を好きになれ!とは言いません。

ただ そういう祭りが 播州姫路には あるということを

分かっていただければそれでいいのです。




古来から 日本は 

全てのものに神様が宿っているという

八百万の神さんの 考えを持ち、

今でこそ 当たり前ですが、

古の昔に

大陸から 伝わってきた仏教ですら、

神仏習合という形を つくって

受け入れてきた 民族が

日本人です。




ややもすると主体性がないと とらえてしまいがちですが

多様性を否定せず むしろ 多様性を好んできたのが

日本人じゃないかと思うのです。

(今年は 編纂1300年ということもあり、
 先月から 現代語訳の古事記を 読んでいます。面白いですよ。)


実は 今日

その祭りのことで

カウンターが 私を含め ヒートアップしました。

些細なことが発端でしたが、

自分が参加している祭を ほかの宗教をからめて

比較されると

さすがに黙ってはいられず・・・・。


確かに祭は 神社に赴き

神前に 何らかのものであったり 舞いであったり

何かを

奉納するという点では 

宗教的なものに映るのでしょうが、

私は神道は 神教と言わないが ごとく

“道”であり

ある種 “人生の道しるべ”と私は 認識しています。



五穀豊穣・家内安全・商売繁盛などなど

祈りをささげ、

頭を下げる・・・。


それと同じに

私の参加した 

中島天満宮秋季例大祭・恵美酒宮秋季例大祭は

各町から 屋台が練りだされ

お宮に集まり、

屋台練りを奉納する。

中には 獅子舞を奉納される村もあります。




神事は

決して イベントではなく、

あくまで神事であり、

それぞれの 流儀が 多様な形で

存在する国が 日本。




素敵なことだと思いませんか。


恵美酒宮 秋季例大祭 本宮




村の人から聞いたのですが

およそ1トン半以上の屋台を およそ80人で

練り上げます。平均すると 一人当たり20キロほどですが、

それは あくまで平均です。

一日のうち 一体 何時間練り上げているんでしょう?





これが 播州姫路の 祭です。















さてと!
おかげさまで 

怪我もなく 無事 祭の掛け持ち

終わりました。

若干の筋肉痛を残しながら

今日から 通常に営業いたします。






最高に気持ちのええ

祭に参加できたこと 体は しんどいですが

ほんまに よかったです。

恵美酒宮 本宮その1







さてと!

仕込み!仕込み!!!

たっぷり 仕込みです!!





祭ですわ!祭バカは店休むで!
今日から

播州姫路は 祭が 始まります。


祭バカは 今年 2つ掛け持ちします!

去年の祭り




今日 6日は 村のオードブルをつくるので、

お休み!


7日は 中島天満宮の本宮。

黄色の鉢巻きです。

来年は 屋台が 大きくなるのかならないのか・・・。

とにかく

朝から晩まで 気合全開です!


8日は ひとまず 休養して。



9日は 恵美酒宮の本宮です。赤い鉢巻きです。
 
朝から晩まで 全開の予定です!

体が もつかどうか 不安ですが、

43歳の底力を 自分自身で 試してみようと思います。


10日は 体を 労わりつつ 仕込みして・・・。


本格営業は 11日からですわ~~。






よろしく!!!




まわれプロペラ!島から島へ 焼酎の旅 14
はやいもので もう10月。

夏の旅から帰ってきて もう一か月以上 経ってしまいました。

彼岸花も 咲き、

播州は 秋祭りに向け 各村々で、

準備が 行われています。


今年も 祭に参加します。



さてさて

しばらくぶりの 旅の続きです。

前回は 人生初のプロペラ機で 喜界島に降り立ったところまででした。



さてと、

かわいらしい建屋の 喜界空港には

一夢庵がオープン以来 ずっと ラインナップしている

黒糖焼酎 朝日の 蔵元さんの 喜禎さんが

迎えに来て下さってました。


5月に 姫路に来てくださっていたので、

再会を 喜び、

雨の中 早速 サトウキビ畑を 案内していただきました。



と その前に

喜界島は 実は ゴマの産地として

日本一の生産量なのです。

で これが ゴマ!

喜界島のゴマ畑


花が咲いています。

喜界島 ゴマの花




サトウキビの 収穫後 次の植え込みまでの間

ゴマを栽培します。

ゴマ粒は よく見ますが、

ゴマ畑は 初めて。

畑の横に 落ちていたサヤの中には ゴマ粒が・・・。

喜界島のゴマ畑 





続いて

これまた初めての 陸稲!

何て読むか分かります?

正解は おかぼ です。
喜界島 朝日酒造さんの陸稲


朝日酒造さんの 新たな試みとして、

黒糖焼酎の製造の際に使用する米麹用の米を

喜界島産で!と 昨年から 試行錯誤されています。


まだ まだ 苦労の連続の様で 

生産できるのはいつになるか 定かではない試みですが、

こうやって 朝日酒造さんが 取り組んでおられることは

皆さんに 是非 知っていただきたいので・・・。


いつの日か 完全100パーセント喜界島産の黒糖焼酎が

世に出る事を 願って 待ちましょう。

喜界島 朝日酒造さんの陸稲



ちなみに

今 一夢庵で使っている ゴマは 喜界島産のゴマを使っています。

小さい粒ですが、香りと味は さすがです!

外国産とは 違うぜ!!



今日はこの辺で、

では。