私も もう50歳が目前。
一夢庵の暖簾を上げて 15年が過ぎた。
自分なりに
100点満点ではないのは当然だが、
時代に 揉まれながらも
『哲学』というか
『スタイル』を 形作れてきた、、、
この先 時代の中で
積み重ねてきた『哲学』や『スタイル』を
適切な時期に 適切な方向に
バージョンアップしていかないと
ただの 堅物になってしまいます。
まあ 私如きの『哲学』や『スタイル』は
世の中において
絶対的な存在や値打ちのあるものでもないですけどね。((笑)))
昨日も お客様と会話しながら、、、
『人の性分って “芯”の部分を 変えていくのは
なかなか難しいですけど、
季節ごとに 上着を買えるように
時と場合に合わせて 装いを変えることは
何ら難しくない。
そして そんな変更は“ぶれる”ってことではなくて
単に アジャストするってことです。』
何かしらの 意見や考えが
ある時。
ただただ 単純に 自分の思いを 自分の言葉にするだけでは
相手に伝わりません。
相手に 真意が伝わる表現方法を磨くことが、
先ほど述べた“装いをかえる” とか“アジャストする”
って事だと。
どんなに 自分の考えを述べたとしても
相手に伝わらなければ
何の意味も 持たないですし、
むしろ 反感を買うだけにも なりかねません。
会社員の方ならなおさら
組織に属するのが苦手な私も
間違いなく 社会という組織の一員!
問題提起することは 躊躇わないですが、
和を乱すことは 慎みたい・・・。
今のご時世 表現方法の迂闊さは
なんちゃらハラスメントだってことにもなりかねません。。。
じゃあ “装いを変える”とか “アジャストする”って
具体的に何かということです。
私が 思うのは
数多くの表現方法を 身に着けるってことなんじゃないか?と
思うのです。

仕事柄 カウンター越しに
年齢・性別を問わず 多くの方と
接して会話します。
それぞれのお客様に 私の考えや
一夢庵のスタイルの真意を伝えるには
リアルな表現で しかも いろんな語彙で
お話をさせていただきます。
焼酎の味わいや香りを伝えるとき
料理の説明をさせていただくとき。。。
全ての局面で、
説明の内容よりも 言葉の表現のほうが
重要かもしれないぐらいです。
一つの事を伝えるにも
なん通りもの表現を 身に着けることだと・・・・。
野球での 投手のピッチングの如きに
キャッチャーが 構えたミット、、、
おなじ インコース低めでも
変化球もあれば ストレートもある、、、
更には緩急も 必要、、、そんな感じですかね~~~。
ストライクばかりではなく
勝負の為の ボール球でも 同じです。
それなりに 年齢を重ねてきつつある私が
これから 世間に問われるものは
中身はもちろんの事
実は それを表現する能力ではないかと
思いなおした
年の瀬の 一夢庵でのカウンター話でした。
23日 天皇誕生日 営業します。
年内は 30日まで です。
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