fc2ブログ
二分の一夢庵 酒好きおやじの常日頃
姫路の 焼酎専門居酒屋の おやじが 常日頃 思う事を ダラダラと書き綴ります。
プロフィール

しおたに みつはる

Author:しおたに みつはる
姫路の片隅で 本格焼酎の居酒屋を 家内と2人でやってるアラフィフのおっさんです。

日々思う 何かしらの事を 書き綴っていこうかと思ってます。



最新記事



最新コメント



最新トラックバック



月別アーカイブ



カテゴリ



検索フォーム



RSSリンクの表示



リンク

このブログをリンクに追加する



ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる



QRコード

QR



現実
もう かなり前の事ですので、

今更 この場に書くことを

躊躇してた昔話をちょいと・・・・・。



日本に暮らすと

当然 日本の法律やルールを

尊重したり 守る、

その前提で 目に見えての争いごとなく

穏やかに 暮らすことができます。


それを前提に読んで頂ければ幸いです。



とある人物(ここではAとしましょう)が

A氏は ちょっとした金銭の誤魔化しをしていました。。

私は その行為に対して

現場の担当者でした。

これ自体詐欺的な行為で 本来なら

警察沙汰になってもおかしくなかったのですが、

私が その判断をする立場ではなく、

上層部の判断になりました。


その間

その全被害金額、A氏以外にも 詐欺行為に

手を染めていた人物を 精査し、

胡麻化していた分の金額を きっちり弁済することに

ひと夏を 何処にも行けず

専念しておりました。


とある夜、

偶然 そのA氏と ばったりで出くわしました。


すると

『私 ここを 出るとき、あなた死ぬとき!』

と ナイフを片手に 迫ってきました。


完全に よく分からない理屈で

まあ アホですわな~~。

私は 自分自身に 全く非がないですし、

まあ 本気で刺すなら 黙って刺しに来るだろうし、

脅してきやがったなと 思ったので

『おお なんどえ来んかい、はよ来いや!』



まあ 予想通り

ナイフまで出してきたくせに

さっさと引き下がって行きました。。。



この件があっても

上層部は 警察沙汰にはしませんでした。

A氏は 簡単に言うと 

何の強制力を持たない所払いになっただけ・・・、

上層部からの 説得もあり、

刃物を向けられた怒りも 治めることに同意しました。。

とは言え 心の中では

上層部に対し 『何ちゅう腰抜けや。』と

思っていました、、、、。




それから30年以上たった今

冷静に考えると、

金銭的な被害も とりあえずは

ゼロですし、

所払いされたおかげで

眼の前からは 居なくなったわけで、、、、。

言うなれば

それなりに 丸く収まったわけで

上層部の判断は 

“正しかった”と思えるようになりました。



刃物を 人に向ける行為は

言うなれば戦争を仕掛けてきたわけです、

今でも その時の覚悟は 鮮明に記憶にあります、

『来るなら来たらええ、ただ 無事に帰れると思うなよ。』

おそらく その覚悟が A氏に伝わり、

何もせず 何もされずに 治まったんだと

思うのは 間違いではないでしょう。


『覚悟』って その時 その立場によって

色んな意味を持つでしょうけど、

単純に言えば

『自分自身の身は 自分で守る、来てもええけど、
それなりの代償を覚悟して来てね。』

ってことかな~~なんて思います。

個人対個人なら簡単ですけど

世の中 いろんな意見・価値観・利害関係が溢れてるんで

複雑すぎることも事実です。



実のところ

喧嘩を仕掛けるのは

すぐに 出来ます、

最大の問題は 喧嘩の被害と

後始末です。

そこまで考えれば

争いごとを 喧嘩や戦争で

表面化するのは

割に合わないはずなんやけど

しかし 現実は そうはいかないもんです。



世界を見渡し

我が国は 私は、

何をすべきか 冷静に 考えないと、

とばっちりをくらう羽目になるし、

なんなら 実害をこうむる事になるんです。

原理・原則・約束事すら 通用しなくなることも想定しないと

議論の場でも

お互い対等な立場で

話し合いすら出来ません。




A氏にまつわる 詳しい話は

ネットには とても書ける内容ではないので、

かなり簡素化しました。

詳しいく話を聞きたい 物好きなお方は

営業再開後のカウンターで・・・・・。


どうやら 兵庫県のまん防は さらに延長になりそうです。



スポンサーサイト



テーマ:ひとりごと - ジャンル:日記

挑戦
何事につけ

新しく何かを始めようとする人を

頑張れと励ますことはないけども

(何かを始める人は 言われるまでもなく
“頑張ってる”状況なんだからね~。)

影ながら

密かに応援している。



新しい事を 始めようとするとき、

特に 今のご時世、

覚悟を決めるのは なかなか困難だと思う。


思い返せば

私が 一夢庵の暖簾をあげたのは

34歳。

やっていける根拠なんて何にもなかった、

勢いでやってしまいましたって 言えるほどの ガッツもなかった。

本格焼酎専門で

ただ 真面目に 続けられるところまで

ほんわかと 行ってみるか。。ってな感じだった。

おかげさまで 今年の7月には

20年も 経ってしまった・・・

未だに 何かを成し遂げた感なんて

感じたことはない。



オープン以来 何か新しい事をしようとは思わず、

ひたすらに

本格焼酎と料理の事だけを考えて、

お客さまに 本格焼酎を美味いと思って

もらえるようにと 自分の出来る範囲を

日々 見直し続けている。

例えるなら

綺麗に耕した畑に 種を植え、

生えてくる雑草を抜き、

水をやり、

その野菜が一番おいしいタイミングで

収穫をする、、そしてまた次の収穫に向け

準備をする・・・の繰り返し、

新しく耕すのは 必要最低限。

自分の眼の届く範囲を超えて

畑を増やそうとも しない。

増やしてしまうと

今の品質を守ることが困難になる、

質を落として量産することは

考えていない。


人に言わせれば

現状維持で 挑戦していないと

いう人もいる、

確かに そうだともいえる。



私の持って生まれた性分も

今までの人生の経験、

全てを 鑑みて、

私には このスタイルが

限りなくベストに近いベターだと

思っている。



新しい事に挑戦するのも

現状のクオリティーを

落とさないようにするのも

まあまあ 覚悟がいる事だけは

間違いないはずだ。


今の一夢庵以上に

何かやってみたいと思う事が

出来るまでは

一夢庵の“前向きな現状維持”に

挑戦し続けたい。。









テーマ:ひとりごと - ジャンル:日記

独自の炭酸割り
本格焼酎居酒屋の一夢庵の

店主としての時間、、

近頃は ずっと 炭酸割りの事を考えています。。



で、

前々から 気づいていたことを

ハッキリと書こうと思います。


今 一夢庵にラインナップしている

数多くの本格焼酎は、

どの銘柄も それぞれの味わいがあり

個性を持ち、

食中酒に適した蒸留酒としての

味わいと風味を兼ね備えたモノばかりです。




その銘柄単体の 濃淡だけ(水割り)で 美味いんです、

その美味さを 活かした“食中酒としての炭酸割り”を

作るのは、炭酸水選びから

その割合、その手順、全てにおいて

かなりの繊細さと大胆さが

求められ、

ウイスキーなどの他の蒸留酒の

炭酸割りレシピのコピーでは 

無理があるという事です。

どっちが優れているとかの問題ではなく、

切り離して構築するべきだという意味ですよ。。


周りを見渡せば

だいたい 何処の居酒屋でも 

ガチャガチャと 作った

ざっくりした炭酸割りが出てくるようですが、

(それはそれで 不味くはありません、
お客様の期待を裏切らない一定の炭酸割りは作れます。)

そういう炭酸割りとは

確実に表現方法が違う炭酸割りを

探って 見つけ、

納得していただけるレベルでの提供をするのが

一夢庵の仕事です。








テーマ:焼酎 - ジャンル:グルメ

炭酸割りも 深いぞ。
本格焼酎の炭酸割りの迷路に入ってしまいまして・・・。


いきなりなんだと思われても仕方ない書き出し。。



一夢庵では

普段 アルコール度数の30度以上の銘柄を割るのが

常でして、、。

25度の銘柄を割るのは

選びに選んだ ほんの数銘柄だけ。。。


一般的には

25度の銘柄を 焼酎3 炭酸水7とかの割合で割るようです、

とはいっても

どんな炭酸水を使うのかによっては、

味わいや風味は ガラッと変わってしまいます、

同じ分量でも 造る手順違いで

ガラッと変わってしまいます。



先日 発売された

福岡の天盃さんの新しい銘柄、

炭酸割りで究極に美味しいと 銘打たれています。

まあ 究極かどうかは さておき、

どの割合 どういう手順で

表現すれば いいのか

迷路に入ってしまいました。。。




割合を決めても 手順が違うと

本格焼酎の場合は

味わいも風味も変わってきます。。

さらに 食中酒としての炭酸割りは

『淡い領域』こそが 本領発揮だと思わざるを得ません。



とても興味深い動画があります。

ちょっと時間があるときに 観てみてください。




もう1本




テーマ:焼酎 - ジャンル:グルメ

『淡い領域』炭酸割り
アルコール度数3~5%ぐらい、、に

割った本格焼酎を

私は

『淡い領域』と 名付けました。。


で、

一夢庵のラインナップの中で

最も 炭酸割りに向かない銘柄の一つ、

大分の藤居醸造さんが 造る

『特蒸 泰明』25度、、、

お湯割り 水割り 前割り で抜群のこの銘柄、

一夢庵的には 炭酸割りでは 

パフォーマンスを出すのが難しい・・・・。


『淡い領域』、

割る手順を 変えて 3種類試してみました。


常温の 特蒸泰明 30ミリリットル

サントリー プレミアムソーダ 240ミリリットル

私がいつも汲みに行っている 宍粟の山奥の天然水で作った氷

トータルのアルコール度数は 3度以下


1、炭酸水を先に注ぎ、後から 焼酎を ゆっくり注ぐ
  ステアーせずに 氷を一つ

2,泰明を先に注ぎ 後から ゆっくり炭酸水、
  ステアーせずに 氷を一つ

3,泰明を半量先に注ぎ、ゆっくり炭酸水をそそぎ
  残り半量の泰明を ゆっくり注ぎ ステアーせずに氷を一つ


この3つのパターン。。。




呑み易さは勿論、だって 度数3%もないのですから、

銘柄の特徴を どれだけ活かされるか、、


結論から言うと 3番目のパターンでした。

香りと 味わいが 最後の一口まで、特蒸泰明!

旨味も きっちりと表現されてます。

低い度数も相まって 実に呑みやすい、

食中酒としても イケます。




よし!この調子で

『淡い領域 炭酸割り』に

マッチングの良い銘柄を

ラインナップの中から 

選んでいきますか!!

 
何も 足さない

『淡い領域 本格焼酎炭酸割り』

これは 面白いぞ。。







テーマ:焼酎 - ジャンル:グルメ

Old style part6
今までの

『本格焼酎ありきの炭酸割り』、

ではなく、

『炭酸水ありきの炭酸割り』

へと 視点を変えてみると、

炭酸水と本格焼酎の‟割り合い”が

重要になってきます。



あくまで炭酸水ありきなので、

今までとは考えられないぐらい

少量の本格焼酎の量になりました・・・、

ところが

これが 絶妙に

香りが活きてきて美味いんです。。

これには驚きました。。



当然 炭酸割りに向いているであろう銘柄は、

香りが特色で、

本格焼酎の旨味である

高級アルコールや脂肪酸エステルは

従来の銘柄よりは控えめになっています、、

なのにです。。。美味い!!!



今まで

本格焼酎の水割りでも お湯割りでも

アルコール度数で換算すると 

10~13度くらいが 一番美味い

と 考えてましたが、、、

もっと低い度数の領域

アルコール度数5度以下でも

香りを活かした

美味さを表現することが可能です。



薄いのではなく

『淡い領域』の美味しさ、、、、。。


実は 

近頃の 香り重視の銘柄は

好きではなったのですが、

『淡い領域』で

美味しいじゃん!と

感じるようになってきました。


Old styleの一夢庵も

ちょっと New styleの銘柄を

美味しく提供できるように

『淡い領域』の美味しさを 

まん防休業中に 磨いています。。。











テーマ:焼酎 - ジャンル:グルメ

Old style part5
本格焼酎の炭酸割りっていう観点を

がらっと かわったのは

“ハードセルツアー”っていう

飲み物を飲んでからです。


アルコール入りの炭酸水に果汁などを足した飲み物でして、、

チューハイではなく、

あくまで

“アルコール入りの炭酸水”

つまり 『炭酸水ありきのアルコール飲料』、、。。


一夢庵が考えている

『本格焼酎ありきの炭酸飲料』とは

観点が逆。。。。

たったそれだけのことなのです。。。
(拍子抜けするほど シンプルな事です。。(笑)))



この観点で作ると 

炭酸水と 本格焼酎は

それなりに馴染みます。。

ましてや 柑橘類を加えるなら、

尚の事です。。。



季節限定で

提供している

“生絞りカボスチューハイ”は

大分県産の本格麦焼酎とカボス 

それに サントリーの山崎の炭酸水の組み合わせ、

それぞれが “親和性の高い”コラボチューハイです。。


もうひとつ

ラララコーラという

姫路にある八重垣酒蔵さんが造った

クラフトコーラーを

使ってみようという事で、、、

さて どの焼酎を使うか・・・・・、と

試行錯誤した結果、

一夢庵では唯一の甲類焼酎を使った

チューハイ、、

その甲類焼酎も 少しでも本格焼酎と

関係性を繋ぎとめておくべく、

鹿児島の本坊酒造さんの造る”寶星”という

銘柄を使い、

炭酸水は サンガリアさんの伊賀の天然水炭酸水。。

甲類焼酎との親和性は勿論、

提供する価格も 考慮しています。


どちらも 

お客様の評価は 高く、

一定の価値を 築くまでになりました。。



つづく


テーマ:焼酎 - ジャンル:グルメ