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二分の一夢庵 酒好きおやじの常日頃
姫路の 焼酎専門居酒屋の おやじが 常日頃 思う事を ダラダラと書き綴ります。
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しおたに みつはる

Author:しおたに みつはる
姫路の片隅で 本格焼酎の居酒屋を 家内と2人でやってるアラフィフのおっさんです。

日々思う 何かしらの事を 書き綴っていこうかと思ってます。



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料理と合いやすい
『焼酎は どんな料理でも 合うね~~。』

お客様の言葉。


本格焼酎は 蒸留酒なので、

醸造酒の様に 絞ったお酒ではないので

旨味成分は 多くは含まれていません、

旨味成分は 揮発成分だけです。

醸造酒ではよく感じる“酸味”は

成分として含まれていません。


(だからこそ 加える“水”は 大事だと
常々 書いているんですよね。)



揮発成分だけで勝負する本格焼酎は

成分がシンプルなので、

料理と合わせやすいというよりも

合わない料理が そもそも 少ない。。

と 認識しています。



本格焼酎は

麹と酵母で造られた 蒸留酒、、

加水して 食中酒として

味わえる蒸留酒、、、、

それでいて

カクテルベースとしても 

使う事も出来る、、、、

世界を見渡しても かなり個性的な酒です。














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テーマ:焼酎 - ジャンル:グルメ

一夢庵のやってきたこと
本格焼酎を

加水して味わう事の 美味しさを

お客さまが 体感して

理解していただいたことが

めちゃくちゃ嬉しい。



『割るのと 薄めるのは 違うんやね~。』

その言葉に 疲れが

ふっとぶ。

『料理にも 同じ水 使ってる、、、
そら~ 合わへんわけがないわな~。』


野菜をゆがくのも

米を洗うのも 米を炊くのも

出汁を取るのも

その水です。


今迄 

ずっと 一夢庵がやってきたことが、

間違えてない事を

再確認できた。



ありがとうございました。




テーマ:焼酎 - ジャンル:グルメ

ソーダー割りに抜群、、。。??
基本的には

アルコール飲料って 嗜好品なんで、

自由に呑めばいいし、

どんな呑み方をしてもいいとは思うけど、

その銘柄の特徴を 感じながら

呑むのが いいと思う。



本格焼酎は

ほとんどの製品は 

アルコール度数25度に調整されて

瓶詰・出荷されてます、

時に 35度バージョンも 出荷されていますが、、、、

先日 とある蔵元さんの

とある銘柄の35度バージョンを仕入れました。。


ソーダ割に抜群!と

書かれたチラシが同封されてましたが、

この銘柄 一夢庵では 

よほどのことがない限り、

炭酸割りには しないですね。

確かに、

本格焼酎の炭酸割りは 

認知度も高く お客さまのリクエストもありますが、

銘柄は選ばないと、炭酸割りならではの

美味しさは伝わりません。


確かに 35度バージョンは

25度バージョンに比べて

アルコール度数だけでなく

香り成分等、全ての成分が濃厚で、

炭酸割りに適していると

私も考えますが、

全ての35度銘柄が 

炭酸割りに 適しているわけではないですね。



本格焼酎は 

単式蒸留機による 1回蒸留が

ほぼすべての銘柄で 採用されています、

となると 原料由来の

揮発性の油分や エステル類が

製品には含まれています、

それは 本格焼酎の旨味で

とても重要な成分ですが、

炭酸割りにすると、

その旨味が ざらついた雑味や

滑らかな口当たりを邪魔する

イガイガに感じてしまう場合もあります。



当然 今私が表現した、

雑味やイガイガ感も 嗜好品の味わい方の一つではありますが、

拗らせたマニアは それでもいいかもしれませんけども

一夢庵では そういう表現はしないですね。



なぜ 本格焼酎は 

お湯割りが 美味しいのか、、、

それは 原材料由来の旨味成分である油分やエステル類が

お湯と 混ざることで、

雑味ではなく 美味さになるからです。


お湯割りが美味い銘柄は 炭酸割りで美味いか?

と 問われれば

美味しく感じる銘柄もあるけれど、

炭酸割りで表現できる美味しさは

お湯割りの美味しさとは 方向性が違う、、、

と 私は答えます。


水割り お湯割り 炭酸割り、、

呑み方が変われば

美味しさの方向性も変わる、、、

さらに言えば

割り方の細かな違いが

味わいの違いとなります。。

炭酸割りですら

手順を変えて 割り方を変えると

味わいや風味も 違う炭酸割りができるのです。




それが 本格焼酎の特徴の一つであり、

本格焼酎の提供の難しさでもあり、

面白味でもあるわけです。



もし 私が

この銘柄に同封するチラシを書くなら、

『炭酸割りで呑むと
水割り お湯割りの美味しさとは違う
美味しさも 味わえる可能性があります。』

って書くかもしれません。





このブログで過去に 

本格焼酎の事を かなり細かく 

マニアックに

私なりに綴ってきました。。

とある方には

『マジに読んでたら 頭が痛くなる。』とすら

言われたりもしますが、

タブーを掘り起こすつもりはないですが、

本格焼酎を愛する一人の人として

これからも 思う事があれば

綴っていきますんで

どうぞ よろしく。。

ご意見 ご感想も 是非よろしくお願い申し上げます。





テーマ:焼酎 - ジャンル:グルメ

ハコスカ
買い物の途中、

信号待ち、対向車線の先頭に

ハコスカ。。。


綺麗に磨かれた その車体からは

何とも言えない

色気が 漂っている。。

ただただ 私の好みの問題なのか、、、

いや、この色気は 今の車では

表現できない・・・・、それほどの存在感と色気。。。



ノーマルの感じを残しつつ、

程よく 手入れされた昭和の車。。。


ハコスカのデビューは 私と同じ、

1968年。。


かつては 叔父さんも 乗っていた、、

8トラのカセットデッキから 

ご機嫌な歌謡曲が流れていたのを、

子供ながらに 迫力を感じる

エンジン音を共に 記憶している。



ただの古い車じゃない、

クラッシクカーでもない、

現役バリバリの走れる車だ。

ちゃんと手入れされ、

工業製品なのに

職人の手仕事を感じさせる車。




とにかく かっこよかったな。。



サステナブルだとか SDGsとか

横文字の価値観には

当てはめられない

もともと日本人が生活の中で

脈々と紡いできた

古いモノを大事にするということ。

モノを大事に使うという事。


そこやと思います。






テーマ:ひとりごと - ジャンル:日記

誰もしていない本格焼酎加水のアプローチ
しかし まあ

暑い日が続きますな~~。


風呂上がりに

ちょいと焼酎呑んで、

ぐっすりと寝ましょう。(笑)




本格焼酎の加水について

の 続きですが、、、



現状の本格焼酎に

加水調整する理由は

酒税を確定する為であり

それぞれの原酒の特徴や美味しさを

引き出すた加水になってないのでは?




現状に不満があるわけではなく、

酒税法に文句をいってる訳ではなく、、、

ここで

私からの一つの提案です。



アルコール度数を整えるためじゃない

加水の考え方。


たとえば

原酒に どの程度の量を 

加水すれば その銘柄の良さを

一番引き出せるか、、という観点で加水を

考えて

原酒と 加水量の

最適割り合いを 探る加水の考え方。


もしくは

一升瓶1800ミリの製品を瓶詰めする際に、

原酒1700ミリ 加水量100ミリ

みたいに ざっくり加水するって考え方も

アリなんじゃないか?と思ったりするんです。




どうですかね~~。。。。

どなたか

そういう商品開発、、、

試してみませんか?



一夢庵が 誰よりも真っ先に仕入れて

百戦錬磨のお客さまに 

カウンターでの 実戦投入して

フィードバックしますよ~~。



テーマ:焼酎 - ジャンル:グルメ

本格焼酎、加水の意味
裏口の改修工事、、、

古い部分を取り除いて

いつも陽が当たらない場所に、

真夏の日差しが 燦燦とふりそそいでいます。。

11日までお休みの一夢庵です。



またまた前回の続きっぽい話ですが、

アルコール度数25度以上の銘柄に関して

色々考えている時に、、、

芋焼酎の場合、

各蔵元さんによって違いはあれど、

蒸留したばかりの原酒は

だいたい40度を切るぐらいだと 、、、。

仮に 38度の原酒だとして 

35度一升瓶1800ミリリットルの製品にするには

38度の原酒1657ミリリットルに 

143ミリリットルの加水・・・・


私が思うに 

この143ミリリットルの加水が

実は重要な要素なんじゃないかと思うのです。

ちなみに

38度の原酒で

25度一升瓶の製品を作るには

1184ミリリットルの原酒に 

616ミリリットルの加水・・・・・(ざっくり計算です。)


麦焼酎 米焼酎 黒糖焼酎では

各蔵元さんで違いはあれど

40度以上の原酒になります。

ですので 加水量は もう少し多くなります。



『加水して製品化』
(加水している量も 製品全量に対する割合は
多量ではないでしょうか。)

これこそが 

日本の蒸留酒 本格焼酎の特徴です。。。

製品化している時点で加水されているという事は

その時点で 水割りになり 原酒の荒々しさが

まろやかな方向性へと 変化するベクトルが生まれています。

当然

その後の加水に対しても

親和性が高まりますし、

まろやかになるベクトルはより強くるんじゃないか!と。



まろやかになるという事は

アルコールの刺激感も薄まり

より呑み易くはなるのですが、

行き過ぎるのは ただただ呑み易いだけの酒に

なってしまう事は

以前にも書きました。



アルコール度数25度の一升瓶には

38度の原酒を使う場合

600ミリリットル以上の加水・・・、

改めて 計算してみて、

今まで以上に

『加水する』と 言うことの重要性が

理解できるのではないでしょうか?








テーマ:焼酎 - ジャンル:グルメ

度数の高い銘柄が もっと欲しいです。
まず最初に・・・、

8日から11日まで

一夢庵 夏休みです、

裏口を改修工事します。。



さて

先日の とあるお客様、、

『焼酎 あまり呑んだことがないんで、
いろいろ 教えてください。
一夢庵のHP
ばっちり見てきました。。』

とのこと。

教えるってことはないですが、

『お酒は 愉しく呑んだらいいんですよ~。』と

お伝えしたものの、、

まずは 炭酸割りからスタートして

料理と合わせて愉しんでいただけたかと思います。



本格焼酎を 

食中酒として愉しむには、

“割る”ことが大事になってきます。



そのお客さまにお出しした水割りの中には

原酒と銘打たれた アルコール度数の高い銘柄、、

当然 水で割っているので、アルコール度数13度くらいまでは

落としていますが、

その分 香りが 特徴的に伸びています。



同じ銘柄で

25度の商品と 35度の商品、

計算して 同じ度数で水割りを作ると、

理論上は 何の違いもないのに、

ほぼ全員のお客様が

35度の水割りの方を 美味しいと 評価されます。


この現実を

私は 多くの蔵元さんに伝えてきたのですが、

なかなか 理解していただけません。

むしろ

『35度は売れないんです。』などと

言われてしまいます。


ただ 私の意見を聞いてくれたのか

実際に 35度の銘柄を発売してくれた蔵元さんがあります。


ここでは名前を伏せますが、、
(カウンターでは しっかり実名でお話させていただきます。)

確実に 25度よりも 35度商品の方が

私は 美味しく感じますし、

“割り方の幅”が 格段に広がって

お客様の好みに合わせた 水割り・お湯割りの

提供が より精度の高い表現が可能になりました。

例えば

『私 あまりアルコール強くなくて、、、。』と言われるお客さまにこそ、

度数の高い銘柄が必要なんです、、、??

なぜなら 度数の高い銘柄は

割った際に 味わいと香りの“伸び”が良くて、

アルコール度数10度程度でも

その銘柄の特徴が残るからです。。。

薄く割るっていっても

味わいと香りも 水臭くなっては

意味がないんです。。。

ただただ 薄い酒には

誰もお金を払ってくれません。






トレンドを生み出すような

斬新で 新しい銘柄には 

ついて行けなくなりつつある一夢庵、、、

というか

お客さまは 

焼酎マニアの方ばかりじゃないんだし、

むしろ

ビギナーの方の方が 圧倒的に多いです。



そういうお客様を満足させる為に

マニアックな一夢庵では

アルコール度数の高い原酒
(特別な限定酒ではなくて レギュラー酒の原酒が
お客さまにとっても ベストです。)を

料理と共に 

食中酒として 割って愉しんでいただくことを

私も家内も 愉しんでいます。



お店側も お客様側も

愉しまないと 

お酒も料理も美味しく 味わえないですわな。












テーマ:焼酎 - ジャンル:グルメ

久しぶりに 本格焼酎を紹介。。
『熟成専門の焼酎蔵』を 標榜し、

その言葉に

偽りのない銘柄を出されている

福岡県は 朝倉市の

ゑびす酒造さん。


その銘柄の中に

『らんびき SHINY GOLD』シリーズがあります。


数多くの樽貯蔵焼酎を 長きにわたり

貯蔵し 造り続けてきた

ゑびす酒造さんだからこそ可能な

銘柄の数々、、、、。

とはいえ

出荷される本数は 極めて極めて少数・・・。



その中から

一つご紹介しようと思います
らんびき アメリカンオーク17年



らんびき SHINY GOLD
AMERICAN OAK CASK 17

詳しいスペックは 蔵元さんのHPを引用しておきます。

らんびきSHINY GOLD

比較対象になる他の銘柄は存在しない、

まさに ゑびす酒造でしか表現できない味わいと香り。


今迄の

らんびきSHINY GOLDシリーズも

それぞれに 抜群の輝きがあったけど、

まあ このアメリカンオーク17年は

驚きの旨さ!!



本格焼酎は 割ってこそ美味いと思っていた私が

初めて 

『あかん!これストレートが 美味すぎる!』と

思ってしまった・・・。


当然割っても美味いけどね。(笑)



42度のアルコール度数が 嘘じゃないかと思う

なめらかで まろやかな 感覚。。。


驚いたな~~~。。



319本しか出荷されなかったので

あまり大々的に書いても 

かえって迷惑かな~と

考えたけど、

この美味さは 私が今まで

味わってきた 多くの銘柄の中でも

3本に入る事は確実、、、

いや 1番か・・・。

あくまで 私の感想です。。










テーマ:焼酎 - ジャンル:グルメ