ここ数年 B級グルメ なる 言葉が
やたらと 目につく。
日本中のB級グルメを 競う 全国大会なるものまで
あるらしい。
地域・地域ならではの 料理を知ってもらう事は
とても 大事なことなので まあまあ 良い事だとは思うが、
ニュースの論調は
〝経済効果”ばかり 。
(そもそも B級グルメの定義が あやふやですけどね。)
なんだか 話の筋が 違うんじゃあ ないか?
先日 姫路の アーモンドバターというものが
テレビで紹介され
姫路市内は 勿論 今まで アーモンドバターを 扱ってなかった店までが
ノボリを上げて 宣伝している。
『お持ち帰り OK!』 〇〇グラム入り〇〇円!と
書かれている看板もよく見る。
でも
〇〇円! その価格 安すぎるのです。
すべてのお店さんが そうではなく 一部の店です・・。
ちゃんとしたバターを使うと そんな値段では 到底販売できません。
じゃあ 何を使っているのか?
マーガリンです。
(トランス脂肪が含まれております、ちなみに私は 20年以上 マーガリンを口にしておりません。)
(中には ちゃんと “アーモンドマーガリン”と 表記している店もあります。)
そんなんで 良いんでしょうか?
ブームに乗って 商売することは 私は なんら構わないと思ってます。
むしろ 積極的に利用するべきでしょう。
でもね、
なんだか 釈然としません。
B級グルメにしろ
ご当地料理にしろ
本来は 郷土料理と呼ばれ
地元の素材で 地元の家庭で 家族の健康の為や
素材を大事に 無駄なく食べる事を 目的に
婆ちゃんや かあちゃんが 台所で 作っていたものの延長線に
ある物だと思います。
多くの人に知ってもらう事と
経済効果を期待することを 見返りに
本当に大事な“地域のたましい”を 売っていませんでしょうか?
村おこし 地域おこしを否定はしませんが、
あまりに 経済効果のみに特化している、
B級グルメの風潮には 賛成できません。
ぶっちゃけて言えば
どうでもいいことなのですが
私も 料理の世界で 生きて居る者として
一言言いたかっただけです。
そのニュース映像では 一位に輝いた地域の方が
涙を浮かべながら 何かを言ってましたが
私には 聞き取れませんでした。
来年は 姫路で B級グルメの大会が行われるようです。
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