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二分の一夢庵 酒好きおやじの常日頃
姫路の 焼酎専門居酒屋の おやじが 常日頃 思う事を ダラダラと書き綴ります。
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しおたに みつはる

Author:しおたに みつはる
姫路の片隅で 本格焼酎の居酒屋を 家内と2人でやってるアラフィフのおっさんです。

日々思う 何かしらの事を 書き綴っていこうかと思ってます。



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新焼酎
昨年

知り合ったばかりの

播州赤穂 青木酒店さんで

大和桜酒造さんの サンプルを頂戴した。


やまとざくら サンプル


詳しいスペックを 聞いてはいない。



早速 店に帰り、

味を利いてみた・・・・・・。


まず これは 新酒。

今シーズン 蒸留したばかりの 香り。

蒸留したばかりの焼酎は 独特のガス臭を感じる。

ガス臭というのは

一般的に 云うところのガス臭さとは 違うんですよ。

発酵の段階で生じる揮発成分です。

揮発成分だから 時間の経過とともに

無くなっていきます。


それと 油分の甘さも感じます。

蒸留酒なのに油?

実は 揮発する成分の中には

常温で 液体 少し冷えると固体になる

原料由来の油分も 含まれます。

この油分が 美味さの素でもあるんですが、

油っていうのは 酸化するんですよね~~。

酸化した油は あまりいい香りではないんです、

ただ だからと言って 油分を すべて取り除くのも・・・・


このあたりのさじ加減が 各蔵元さんの腕の見せ所でも

あるわけです。





この 大和桜さんのサンプル

新酒独特の香り、

そして 甘みを すごく感じます。

グラスに注いでしばらく時間がたつと

熱を通したサツマイモの風味の力を感じます。



蒸留酒なので、

その過程で 熱がかかっています・・・、

とは 言うものの

こんなにも

火の通ったサツマイモの皮と 皮に引っ付いてる実の風味を

すごく 強く感じるとは!!


米麹の甘みよりも

まずは これが芋焼酎だ!!っていう

力強いサツマイモの主張を感じます。



呑み終わったグラスからは

例えるなら じっくりと火の通った焼き芋の蜜の風味が

濃厚に香ります。

(大和桜って こんなに蜜の風味 したっけ?って思うくらいです。)


25度の新酒ですが

そんなにピリピリと角の立つ感覚はありません。

芋焼酎を 呑みなれた方でしたら

少しお湯を加えるぐらいが、

新焼酎ならではの美味さを 

一番感じられるかな~~。

呑みなれていない方は 

『なんだこれ!!』って ビックリするかもしれませんけどね。(笑)))



今年の新酒が 数年 熟成を経て

いつもの大和桜になって商品化されるんですな~~~。



熟成を経た 焼酎

蒸留したばかりの 言わば 粗削りな焼酎、

それでも

割るという過程を経て、

味わいが深みを増し、

また 香りを いっそう引き出し・・・・・、

そして 料理と一緒に 食中酒として

愉しめる。



芋焼酎だけでなく

本格焼酎全ての醍醐味は こういうところなんじゃないかと

私は考えます。





大和桜さんのサンプル 

味わってみたいと思われましたら、

ぜひ この機会に。

そして 通常に商品化されている『大和桜』を

味わってみてください。

芋焼酎の 奥行きを垣間見ることができますよ。





いまなら

大分の麦焼酎 藤居醸造さんの

『特蒸泰明 新焼酎』も ご用意できますよ。

そして 

通常の 『特醸泰明』もあわせて 味うと、

これまた 

麦焼酎の 麦焼酎たる理由が 

見えてくると思いますよ。





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テーマ:焼酎 - ジャンル:グルメ


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