前回の記事 その1で 書いた
若潮酒造さんの 千刻蔵。
木桶蒸留機と 甕壷仕込み。
少し補足しておきます。
まず 甕壷ですが、
和甕と呼ばれる 日本製の甕は 今現在 製造されていないです。
昔に作られ 大事に使われてきたものや、
土の中から出てきた 甕もあるようです。
一部 特注で 窯元さんに依頼して 造っておられる蔵もありますが、
その大きさと 甕壷の焼きの難しさの為 ものすごい価格になります。
ですので 中国産の甕が 使われたりしています。
和甕も 漬物屋さん等で 使用されたものは 焼酎作りには 使えません。 (臭いや 違う菌が バッチリついています。)
保存の際の 甕壷熟成に 使われる甕も 中国製のものが 多いようです。
木樽蒸留機も 今や 日本で 1人しか 造り手が いないようです。
千刻蔵の蒸留機も 万膳酒造さんの蒸留機も 同じ人が造った
蒸留機らしいです。
それに その耐用年数です。
使用の頻度にも寄りますが 5年から6年で 寿命が来るようです。
千刻蔵で 5年。
萬膳さんのところは 8年。
それで もう 使い物にならなくなります。
もはや 木樽蒸留機は 絶滅寸前と 言っても 過言では ないようです。
それと 家内が 試飲した 蒸留したての焼酎ですが、
千亀女 芋です。
蒸留の進み具合から 言えば ほぼ中ほど(中留)ですので
まだ 末垂れに比べて 油分等は 出てきていませんから、
一番 呑みやすい部分かもしれません。
焼酎と言えば 一時期のブームもあり
世間には 広く認知されるようになりましたが、
本当の伝統的な 造りは あと何年可能なのか?
当然
伝統的な造りだけが 本物で そうでないものは 偽者では
ありません!!
どちらも 本物には 違いないのです。
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