
先日 とある麦焼酎の蔵元さんの
ご来店が あった。
話を聞くと 京都 大阪に用事があり 姫路に
寄り道してくださった。
その蔵元さんとは 何度か過去に お話する機会もあったので、
かなり 突っ込んだ話もするようになってきた。
その話の中で
以前から 私の疑問であった事を 話してみた。
『実は とある焼酎で ロットが 変わると 看過できないほど 味わいが 変わるんですけど。何ででしょう?』
と 訪ねると、
見ていないから はっきりは 分からないけど、と 前置きをされた上で、
『おそらく 麹作りに ムラがあるんじゃない。』という ニュアンスのお答えだった。
その蔵元さんは 数日前に とある蔵元さんを訪れた際、
実際に そう感じられたようだった。
原材料の麦であるとか 芋であるとかを
品種を変えて、商品名を増やしても
麹作りが 一定以上のレベルに達していないと、
品種を変えた意味が ぼやける。
私は 焼酎作りに関しては ど素人だが
多くの蔵元さんに お会いして
麹作りに関しては どの蔵元さんも 一貫して その重要性を
おっしゃっていた。
でも 実際には ロットの違いで すごく品質の差が 見られる品物も ある。
一概に 麹作りの差だけでは ないだろう。
人為的な要因では なく 原材料が要因になる場合も あるだろう。
かと言って すごい濾過を かけまくり
味わいを 一定に保とうと思うと
特徴の非常に薄い 限りなく甲類焼酎に近い品物に なってしまうだろう。
そうなると 一夢庵では 扱えない。
こうなると 造り手側の問題で、私のような 売り手には
関係ない話のように 思われるかもしれませんが、
お客様に 同じような質問を 問いかけられる事も あります。
私が 店で扱っている焼酎は 品質のばらつきは ありません。
家内と 常々 味わいは チェックしてますから
ご安心下さい。
過去に すごい“ばらつき”があった焼酎が 一度 ありましたが、
それ以来 その焼酎の蔵元の品物は 扱っておりません。
それぐらい しないと 一夢庵としての責任を お客様に果たせません。
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